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【不動産】ホーチミン市内で15億VNDで購入できるのはどんな物件?

(C) VNEXPRESS

ホーチミン市内で15億VNDで住宅を購入したい場合、ホーチミン市郊外の物件、1ベッドルームの公営住宅、オフィス併設のオフィステルの35㎡程度の物件などが選択肢になるだろう。

Reverが公表したばかりの報告書によると、15億VND以下で購入できる住宅としては、ほとんどが中古のワンベッドルームマンションか、公営住宅または、オフィスビル併設のミニオフィステルとなっている。

具体的には、ホーチミン市東部の2区、9区、トゥードゥック市では、15億VNDの予算で、23件のプロジェクトに手が届くことになり、広さが33~50㎡で1ベッドルームのものが13件ある。それ以外の10件のプロジェクトでは、51㎡以上の2ベッドルームが15億VND以下で購入できる。

例えばトゥードゥック市の場合、15億VND以下で2ベッドルームが購入できるのは、HQCビンチュンドンとチュンズーンホームという2つの公営住宅プロジェクトがある。一方でオフィステル型の33~35㎡の物件では、面積が小さいため寝室は区切られておらず、リビングルームとキッチンがつながっており、トイレが1つ備えられている。

市内の南側のエリアでは15億VND以下で購入できるワンベッドルームの物件が4つある。1つはジャモナシティ公営住宅プロジェクトで、2つはオフィステルプロジェクトの35~45㎡の物件、残りの1つは中古の商業アパートメント物件だ。このエリアでも15億VND以下で2ベッドルームの物件を見つけることはできるが、殆どが10年ほど前に建てられた中古物件だ。

8区であれば15億ドン以下で10件のプロジェクトの購入が検討可能となるが、そのほとんどが1ベッドルームだ。ゴーバップ区の場合、15億VND以下の予算で2ベッドルームを購入することはほぼ不可能で、1ベッドルームの場合でも予算内の物件はほとんど存在しない。

低価格住宅が多いことで有名な12区なら、15億VND以下の予算でも2ベッドルーム物件の選択肢がまだ多く残されている。中所得層のベッドタウンであるビンタン区とタンフー区にも15億VND以下で購入できる物件が18件あり、その多くが2ベッドルームとなっている。ビンタン区の人気プロジェクトであったレタインツインタワーには、まだ15億VND未満で70㎡の物件が残されている。

ホーチミン市西部で不動産仲介業を営む男性は、現在ホーチミン市で15億VND以下の予算でアパートを購入するには、居住スペースの制限を受け入れる必要があり、ほとんどの場合、バスルームは1つしかないと説明する。

この男性によると、バスルームが一つしかない場合は建設費用を節約できるので、同じ面積のアパートでもバスルームが2つある物件より安価になることが多い。10年ほど前は1ベッドルームの手ごろな価格のアパートが人気があった。しかし、現在はアパートの面積あたりの価格が上昇し、不動産開発業者もミドルからハイエンドの物件を好むため、1ベッドルームの物件でも15億VNDを超えることが増えている。

1ベッドルーム型のアパートは、独身や若い夫婦には向いているが、4~5人家族が住むのには適していない。現在、ホーチミン市内で展開されている多くの新規建設プロジェクトでも15億VND以下で購入できる物件は殆どなく、この予算で住宅を購入する場合は、中古物件を検討する必要がありそうだ。

出典:06/12/2021 VNEXPRESS
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