ドンナイ省では先週COVID-19によって53人が亡くなった。このうち51人(96%)は基礎疾患のある人で、29人はワクチン未接種であった。
ドンナイ省保健局が11月22日に発表した内容によると、先週11月15日から21日の1週間にCOVID-19によって亡くなった人は、その前の週に比べて77%増加した。COVID-19に感染して亡くなった人の平均年齢は64歳となっている。このうち16人はワクチンを2回接種済みで、8人が1回接種、29人が未接種で、殆どの人が基礎疾患を持っていた。
1週間の感染者数は、前の週の5479人から4219人に減少している。現在、ドンナイ省全体の感染レベルは2(感染リスク中)と評価されている。しかし、ドンナイ省保健局は、社会経済活動を再開させたことで、感染拡大を抑制することが難しくなっており、今後のドンナイ省での感染状況は依然として予断を許さない状況だと分析している。
主な感染源は、市場、スーパーマーケット、工場、宿舎などの感染リスクの高い場所となっている。子供についても、ワクチン接種が完了していない状況で通学を再開させることは感染リスクを高めるとみられている。
ドンナイ省では、市中感染が発生した場合に迅速に対応するために、各地域に196の移動式医療ステーションを配備しており、そのうち25の移動式医療ステーションは工業団地に配備されている。ドンナイ省ではさらに、12歳以上の人口の100%に2回のワクチン接種を完了し、F0の死亡率を低下させることを目標にワクチン接種を加速させている。現在ドンナイ省の18歳以上の人口のほぼ全員が1回目のワクチンを接種しており、2回目の接種率も89%に達している。また、省内の子供の50.25%にあたる約15万人の子供が1回目のワクチンを接種済みとなっている。
感染第4波によってドンナイ省では累計8万2818人がCOVID-19に感染し、このうち6万9468人が治療を終え677人が死亡している。現在、8355人のF0が自宅療養をおこなっており、1747人のF0が病院で治療を受けている。
出典:22/11/2021 VNEXPRESS
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