12月26日の午後、ラオカイ省のファンシーパン山頂で雪が降った。気温は3℃前後だったとみられている。
ファンシーパンの山頂で警備員として働いているジャン・アー・ティンさんによると、数年前まではこの山頂に雪が降ることは、ごくまれであったが、ここ3年は毎年雪が降っているそうだ。
当日は雨が降って寒かったが、週末だったためにファンシーパンの山頂付近は、大勢の観光客でにぎわっていた。突然の雪に遭遇した観光客たちは、携帯電話を使って写真を撮ったり動画を撮影したりした。「雪が降ったのは15時半ごろから5~7分間だけでした」とティンさんは話してくれた。
昨年、ファンシーパン山では、猛烈な吹雪が数日間続いた。その際は雪が激しく振り、山頂付近は1m以上の雪が積もり、”インドシナの屋根”にまるでヨーロッパのように美しい景色を作り出した。
国立気象センターによると、強い寒気の影響で北部の気温が急激に下がり、12月26日の13時には、ほとんどの省で気温が20℃を下回った。
これはベトナム北部でこの冬初めての広範囲にわたる強烈な寒波で、山頂付近では気温が0℃近くまで下がり、雪やヒョウが発生した。この寒波は、12月28日ごろまで続く可能性がある。
ラオカイ省のサパでは、13時の気温が10.5℃を記録し、標高3143mのファンシーパンの山頂付近では3℃近くまで冷え込んだ。気温は夜から27日の朝にかけても下がり続け、夜にはサパとファンシーパンの山頂で雪が降る可能性が高い。
ファンシーパン山頂付近で雪が降るのは、今年2月8日以来2回目だ。
出典:26/12/2021 VNEXPRESS
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