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【新型コロナ】ハノイで重症患者が増加

(C) VNEXPRESS

1月9日の夜にハノイ市疾病予防管理センター(CDC)は、過去24時間に2811人の新規感染者が記録され、重症者が429人になったと発表した。

保健省によると1月9日のハノイ市におけるCOVID-19による死者はゼロだった。保健省の診察治療局によると、1月8日時点でのハノイ市内の重症患者数は429人で、先週の平均値から16.4%増加している。重症患者のうち380人が人工呼吸器を装着しており、先週から26.2%増加している。また、9人がHFNC、7人がNPPVを装着している。また、3人が人工透析を受けているが、ECMOの介入を受けている患者は今のところいない。

1月9日の新規感染者は、ハノイ市内の30の区と県全域で確認された。特に感染者が多かったのは、ドンダー区の136人、ハイバーチュン区の123人、バックトゥーリエム区の122人、バーディン区の105人、ハドン区の102人などとなっている。

1月8日時点でハノイ市で、4万3600人以上の感染者が治療を受けている。このうち3万4000人弱が自宅で隔離と治療を受けており、その数は先週の2万2000人から大幅に増加している。

過去15日間にわたって、ハノイ市は全国で最多の新規感染者数を記録している。ハノイ市の感染対策は、ワクチン接種の強化、自宅療養患者の管理とタイムリーな治療薬の配布、最大限の重症化抑制措置となっている。ハノイ市は自宅療養している無症状と軽症患者の治療を強化し、医療機関の負担を軽減させることで重症患者の治療に集中できるようにしている。

死亡率を低下させるためには、患者の状況に応じてタイムリーに治療段階を変更させる必要がある。1月6日にハノイ市保健局は、F0の治療段階に関して6回目の調整をおこない、以前のように重症化リスクに基づく分類からF0のリスクレベルに応じて分割して管理する方法へ変更した。具体的には、第3段階は、血中酸素飽和度が90%未満で緊急治療が必要なF0患者とし、中央病院などハノイ市内の基幹病院が治療にあたる。第2段階は、基礎疾患があり容体の安定していない患者、妊婦と出産したばかりの女性、生後3か月未満の子供、血中酸素飽和度が90~96%の患者で、区と県の地域病院が治療にあたる。第1段階では、重症化リスクが中程度以下の軽症患者の治療が行われる。

4月29日からの感染第4波によるハノイ市の累計感染者数は、7万958人となっている。

出典:09/01/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作