12月19日正午からハノイ市のハイバーチュン区とホアンキエム区内の5街区は、不要不急の活動を一時停止するよう要請した。飲食店は、店内飲食を停止し、デリバリー販売のみをおこなう。
ハノイ市がハイバーチュン区の感染レベルがイエローからオレンジ(レベル3、感染リスク高)に変更されたと発表してから数時間後に、ハイバーチュン区人民委員会は、区内の感染防止対策を更新した。それによると、屋外のスポーツ活動は一時停止され、レストラン、飲食店はデリバリー販売のみが許可されることになった。
高校3年生と職業訓練学校3年生は、通学を一時停止し、新しい通達が出るまでオンライン授業に切り替える。
各宗教施設も活動をオンラインに切り替え、どうしても対面式の活動を実施する場合は、集まる人数を20人未満とし、5Kルールを遵守し、QRコードのスキャンして参加者全員が2回目のワクチン接種済みかCOVID-19の感染から回復しているという条件を満たさなければならない。
宿泊施設は、収容人数を50%未満とし、オーナーと従業員は2回目のワクチン接種が完了しているか、COVID-19の感染から回復している必要がある。観光施設は感染防止対策を遵守し、団体客の受け入れは10人未満とし、従業員と管理スタッフは、2回目のワクチン接種が完了しているか、COVID-19の感染から回復している必要がある。
ハイバーチュン区人民委員会は、不要不急のセミナー、会議の開催を制限し、オンライン会議の開催を推奨している。各企業・機関は業務量と感染レベルに基づいて出勤をローテーション化するなどの適切な対応が求められる。(ただし軍隊と病院は除く)
市民は不要不急の外出を控えるように要請されている。また、大人数で集まることを控え、咳、発熱、息苦しさなどの症状が出た場合は、適切な診察と治療を受けられるようにすぐに保健局へ報告する必要がある。
ホアンキエム区内で感染レベルが3と評価されたハンガイ、ハンダオ、ハンバック、ドンスアン、クアドンの5街区も12月19日の正午から感染防止対策が強化される。
タイホー区では、12月18日の午前中に感染防止対策に関する会議が開かれ、区内で感染レベルが3と評価されたイエンフー街区とクアンアン街区について、不要不急の活動を一時停止し、飲食店の活動をデリバリー販売のみに制限することが決められた。
ホアンマイ区のタインチ街区とヴィンフン街区も感染レベルが3と評価されているが、具体的な感染防止対策はまだ発表されていない。
これにより10月13日のニューノーマル実施以来初めて、ドンダー区とハイバーチュン区全域および、ホアンキエム区とタイホー区内の合わせて7つの街区にCOVID-19感染防止対策として不要不急の活動停止が指示されることになった。
12月18日の午後にハノイ市は市内の感染レベルを公表した。ハノイ市全体は、依然としてレベル2(感染リスク中、イエロー)であった。市内の24の区と県も感染レベル2で、4県が感染レベル1(感染リスク低、グリーン)となり、ドンダー区とハイバーチュン区が感染レベル3と評価された。
最近、ハノイ市の1日当たりの感染者数が1000人を超えるようになってきており、市内の多くの地域で感染レベルが上昇しつつある。4月29日からの感染第4波によるハノイ市の累計感染者数は2万5653人で、このうち9765人が市中感染となっている。
出典:17/12/2021 VNEXPRESS
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