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【社会】ビンズン省の新規感染者が国内最多、ホーチミン市は外出禁止へ

(C)VNEXPRESS

8月20日の新規感染者数でビンズン省が国内最多を記録し、ホーチミン市は、首相指示16号の適用から42日が経過した後、市民に”その場にとどまる”ことを求めるより強力な社会隔離措置を適用することを決めた。

ベトナム国内で累計感染者数が2番目に多いビンズン省は、8月20日に4223人の新規感染者数を記録した。これは、ホーチミン市の3375人を上回り、国内最多の数字だ。これで感染第4波以降のビンズン省の累計感染者数はおよそ6万人となった。

ドンナイ省、ビンフック省、タイニン省とホーチミン市に隣接しているビンズン省は、人口250万人を抱え、約5万社の企業と120万人の労働者が働くベトナム南部最大の工業都市の一つだ。ビンズン省内には多くの従業員宿泊エリアが工業地帯と入り混じって存在している。そのため、ビンズン省保健局は、各宿泊エリアから工場にウイルスが侵入し、その後工場内で感染した労働者が、更に他の地域に感染を拡大させたと見ている。

ビンズン省保健局のグエン・ホン・クーン局長によると、現在ビンズン省には22か所のCOVID-19治療施設に1万5627床の病床があり、2851人の医療従事者が患者の治療とサポートにあたっている。感染者数が極端に増加したため、ビンズン省の医療体制は、非常に強いプレッシャーにさらされている。

3日前、ビンズン省と協議した保健省のグエン・タイン・ロン大臣は、ビンズン省の感染対策を支援するために、更に多くの医療従事者を継続して派遣するとし、ビンズン省に対して、医療従事者の配置をより合理的な形に再編成することを求めた。

ロン大臣はまた、ビンズン省に対して保健省がホーチミン市に対して提案した5つの感染防止対策を研究して、ビンズン省への適用を検討するように求めた。この感染防止対策は、厳格な距離の確保を基本として、継続的な社会保障に重点を置き、検査を重視し、死亡率の低下を最優先事項として、ワクチン接種を長期戦略とするものだ。

8月20日のホーチミン市の感染者数は、8月19日と比べて1050人減少して3375人となった。人口1000万人を抱えるホーチミン市の感染第4波以降の累計感染者数は、国内最多の16万7717人となっている。

様々なレベルで社会隔離措置に関する首相指示15号、16号および、16号強化バージョンを82日間継続した後で、ホーチミン市COVID-19感染拡大防止委員会は、8月23日の0時以降に”誰もがその場にとどまる”ことを求める、より強力な感染防止措置を実施することを発表した。

ホーチミン市人民委員会のファン・ティ・タン副主席は、ホーチミン市民が上記の隔離措置を実施するために、ホーチミン市は、栄養価に基づいて必要な米、砂糖、ヌックマム、食用油などの生活必需品の量を計算し、毎日提供する必要があるとしている。

ホーチミン市は、商工局に対して市内の22の区と県と協力して、各街区にあるコンビニエンスストアの数と市民の購買需要を計算し、市民が勝手に買い物に出かけることが無いように、有料と無料の2つの方式で必需品の供給をサポートするように指示した。

政府の特別作業部会の責任者を兼務する国防省のボー・ミン・ルーン副大臣は、軍が退役軍人、女性、青年の参加する特別作業部隊を設立し、市民が厳格な隔離措置を実施するためのキャンペーン活動と管理監督業務、家庭への食品、治療薬の供給作業を担うと述べた。

さらに、軍の医療部隊も移動式治療ステーションや地域医療部隊に参加して、自宅療養中のCOVID-19患者や救急医療への医療提供をサポートする。

15日間にわたって1000万人近い人口へ提供するの食料を確保するため、ボー・ミン・ルーン副大臣は、軍隊や公安、商工省を含めた各省庁に対してこの問題解決のために協力するよう要請した。

一方、ハノイ市は、社会隔離措置に関する首相指示16号が適用されてから27日が経過した。これまでに、ハノイ市では2474人の感染が確認されている。これまでに、ほぼ1ヶ月間社会隔離が継続しており、1日の平均の新規感染者数は60~80人程度だが、100人を超えた日もある。

8月20日にハノイ市は、首相指示16号を8月23日から9月6日まで更に15日間延長することを決めた。

8月20日には、全国で過去最多の1万650人の感染が確認され、感染第4波以降の全国の累計感染者数は31万9210人となった。

出典:21/08/2021 VNEXPRESS
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