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【新型コロナ】ホーチミン市党書記、5Kルールの見直しを提案

(C) VNEXPRESS

ホーチミン市共産党委員会のグエン・バン・ネン書記は、5Kルールの内、距離の確保と密集しないというルールは、もはや現状にそぐわなくなっていると指摘した。

この意見は、3月9日に開催されたホーチミン市COVID-19感染防止・経済回復指導委員会の会議において、グエン・バン・ネン書記が語ったものだ。この会議は、ホーチミン市で学生を中心に感染者が増加していることを受けて開催された。

マスク着用、殺菌・消毒、距離の確保、密集しない、医療申告という5Kルールは、ベトナムでの感染者数が1044人となった2020年8月に保健省から出されたものだ。

その当時、保健省は、ベトナムは長期間にわたる感染症との戦いを続ける必要があると述べていた。市民は、感染症の中で適切なライフスタイルを送る必要があった。保健省は、ニューノーマル状態においても基本的な感染防止対策の適用と5Kルールを遵守するよう市民に呼び掛けた。

ネン書記は、マスクの着用と殺菌・消毒は実行可能だが、距離の確保と密集しないというルールはもはや現実に即していないと指摘する。例えば、ニューノーマルでは、生徒は学校へ行き、企業や役所は仕事を再開しており、密集しないというルールは実現できない。特に学校での授業、食事、休憩などは、このルールを維持したままでは実施できない。

「状況は変わっており、5Kルールに固執して現実に即した変更をしなければ、実際には実施できない言葉だけのルールになってしまいます。保護者、学校、市民は5Kルールによって苦しめられているのです。」とネン書記は話し、ニューノーマル下では、ホーチミン市は5Kルールを現実的なルールに変更していく必要があると提案した。

会議では、保健省の提案した一定の条件を満たせばF1が出勤できるようにするという内容についても意見が出され、ホーチミン市人民委員会のファン・バン・マイ主席は、ホーチミン市の各行政部門に対して、それぞれの分野の安全基準の中でこの提案を実現できる方法を検討するよう指示した。

保健省の提案では、F1に健康上の問題がなく、自発的な意思があれば業務につくことができる。企業や役所は、無症状のF0で健康状態に問題がない場合も、適切な業務に配置できるとされている。

「現在、多くの行政機関で30~50人のF0が出ており、7日~14日間の隔離によって業務に支障が出ています。」とマイ主席は述べ、症状のあるF0は休養をとり治療を受ける必要があるが、無症状のF0については、企業や役所の活動を維持するために出勤の可否を検討する必要があると指摘した。

ホーチミン市でのオミクロン株の感染状況について、マイ主席は、保健省、WHO及び、専門機関の指示や勧告に基づいて評価するよう保健局に指示した。

「今後6か月以内にCOVID-19の感染の新たな波がやってくる可能性があるという分析は、あくまで参考意見です。私たちは、警戒を怠ってはいけませんが、過度の不安が良くない結果につながることを避けなければなりません。」とマイ主席は語った。

出典:09/03/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作