ベトナム政府は、保健省と教育訓練省に対して5歳以上の子供へのワクチン接種に関する調査機関を立ち上げ、世界各国の前例を調査するように指示した。
1月6日の午後、政府事務局はファン・ミン・チン首相の上記の指示を公表し、各地方自治体に対して子供たちの対面授業再開に向けて、子供へのワクチン接種計画を立案するよう指示した。
首相はまた、保健省に対してワクチン接種スピードをさらに加速させ、接種履歴管理を容易にするためにワクチン接種の呼称を統一させるよう指示した。
1月5日時点で、ベトナムは約1億5700万回分のワクチン接種を完了している。このうち1回目の接種が7800万回、2回目の接種が7000万回、3回目の接種が850万回となっている。
最近の政府の会議において首相は、何度も2021年12月末までに18歳以上の2回目のワクチン接種を完了し、2022年1月末までに12歳から17歳への2回目のワクチン接種を完了させるという目標に言及してきた。5歳以上の子供へのワクチン接種に関しては、諮問機関の結論と副反応に関する研究成果を慎重に検討したうえで実施される。一方で政府は既に5歳以上の子供向けのワクチン購入を進めている。
1月5回に開かれた政府と地方自治体との会議において、ファン・ビン・ミン副首相は、ベトナムは、当初世界で最もワクチン接種率の低い国だったが、現在では世界で6番目にワクチン接種率の高い国にまで上昇したと述べた。
実際、2021年4月末に感染第4波が発生した時点で、ベトナム全土のワクチン接種は32万回に過ぎなかった。2021年10月上旬に政府がウイズコロナへの方針転換を決めた時点でのワクチン接種回数も、全国で4700万回程度であった。
現在、ベトナムは18歳以上の人口のほぼ100%が1回目のワクチン接種を完了し、2回目の接種率も90%となっている。
出典:04/01/2022 VNEXPRESS
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