ベトナム政府は、5歳から12歳までの子供への接種用に2190万回分のファイザー製ワクチンを購入するために、請負業者の選定方法を特別措置として認めるという首相の方針に同意した。
2月5日、政府は上記の内容を含んだ議決を発行し、また保健省に対して、5歳から12歳の子供へのワクチン接種について科学的な安全性と効果を保証し、ワクチンの購入と接種プロジェクトの進捗に責任を負うよう指示した。
これより前の1月6日に、ファン・ミン・チン首相は、保健省と教育訓練省に対して、5歳から11歳の子供へのワクチン接種について海外の実績を参考にしたうえで、検討するよう指示していた。
5歳以上の子供へのワクチン接種について、国民の間では様々な意見が出ている。1ヶ月ほど前に実施したVNEXPRESSのアンケートによると15万4000人以上の回答者のうち、67%が5歳からのワクチン接種に反対で、賛成は30%、その他の意見が3%だった。
現在世界では、アメリカ、カナダ、スペイン、イタリア、キューバ、チリ、イスラエル、オマーン、サウジアラビア、バーレーン、UAE、ブラジルなど20か国以上が5歳から11歳の子供へのワクチン接種を実施している。
アメリカのCDCの最新の報告書によると、5歳から11歳の子供へのワクチン接種で重篤な副反応が発生することは非常に稀である。一般的には、子供へのワクチン接種では、主に2回目の接種後に腕の痛み、倦怠感、頭痛などの症状が出ていると報告書は指摘する。成人で稀に発生しているファイザー製ワクチン接種の副反応による心筋炎は、子供の場合には、ほとんど確認されていない。
出典:05/02/2022 VNEXPRESS
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