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【社会】ホーチミン市、酒類提供一部解禁で酒酔い運転のドライバーを続々摘発

(C) TUOI TRE

5か月近くに渡った店内での飲食制限が一部緩和され、10月28日からトゥードゥック市と7区では店内での酒類の提供ができることになった。その日の夜には、いい気分に酔っぱらった人々が、飲酒検問所で久しぶりに飲んだので見逃してくれないかと懇願する姿が見られた。

10月28日の夜、ホーチミン市交通警察のパトロール部隊は、トゥードゥック市のカーバンカン通りとファンバンドン通りの交差点に飲酒検問所を設置して、酒類解禁日の取締りを行った。

午後10時頃によろよろとバイクを運転する男性が現れた。交通警察がバイクの停車を指示してアルコール検査を実施した。この男性は、会社帰りに友達からトゥードゥック市に飲みに行こうと誘われて、5か月間も飲み会に行ってなかったので一緒に行くことにしたと話した。

交通警察がこの男性のアルコール量を測定したところ、呼気の中から高濃度のアルコールが検出されたため、罰金700万VNDと23か月の免許停止処分が下された。この男性は、交通警察に対して「久しぶり飲みに出たんだから勘弁して」と頼んだが、もちろん聞き入れられなかった。

その後やってきたのは、フーニョン区在住のHさん(45歳)だ。交通警察の指示によりアルコール検査を受けたところ、呼気のアルコール濃度が0.787㎎/ℓというとんでもない数字が出た。Hさんは、今日久しぶりに友達からに飲みに誘われてつい出かけてしまったと話してくれた。

交通警察はこの日の検問で、1時間半の間に多くの飲酒運転を摘発し、バイクの没収と行政処分をおこなった。

10月27日の午後にホーチミン市は、10月28日から飲食店の店内での飲食提供を認めると発表した。しかし、営業時間は21時までとし、店内に入れるのは収容人数の50%未満に制限されている。

一方で、飲食店での酒類の提供はまだ制限されている。しかし、地域の感染抑制状況に基づき、7区とトゥードゥック市では、店内でのアルコールの提供が試験的に認められることになった。

試験期間は、11月15日までとなっている。その後7区とトゥードゥック市は、酒類の提供による感染拡大への影響を評価してホーチミン市に報告を行い、ホーチミン市が今後の市内全域での酒類提供の可否を検討することになっている。

トゥードゥック市の9街区で酒類提供が可能に

10月28日の午後にトゥードゥック市人民委員会は、地域の感染抑制状況を考慮して、市内のタオディエン、アンカン、アンロイドン、ヒエップフー、タンニョンフーA、ロンフック、ビントー、リンチェウ、リンタイの9街区において飲食店での試験的な酒類の提供を許可すると発表した。

出典:29/10/2021 TUOI TRE
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作