7月9日0時から15日間、ホーチミン市の感染防止対策をより確実に実施するため、市内の飲食店のテイクアウトサービスと宝くじの販売活動がすべて停止される。
これは、ホーチミン市人民委員会のグエン・タン・フォン主席によって7月8日に署名された首相指示16号のガイドラインに記載されている内容だ。
以前の首相指示15号とホーチミン市人民委員会指示10号では、ホーチミン市は、店内での飲食のみを禁止しテイクアウトを認めていた。新しい要請では、全ての飲食店による配送サービスが停止される。これらの配送サービスは、これまで多くの市民に利用されていた。
また、ホーチミン市は不要不急のサービスについても引き続き営業活動を停止させる。卸売市場や伝統的な市場も、感染防止の安全対策が十分でない場合は、活動が一時停止される。
市民は、食品、医薬品または生活必需品を買いに行く場合、救急病院の診察を受ける必要がある場合、自然災害、火事、葬儀が発生した場合、政府機関、軍隊、外交機関での業務がある場合など必要不可欠な場合のみ外出することができる。
外出する場合、市民はマスクを着用し、石鹸か消毒液で手を良く洗い、職場や病院以外の公共の場所では2人以上が集まらないようにし、人と人の距離を最低2m以上確保しなければならない。
市町村区の人民委員会は、24時間体制のパトロール部隊を組織し、人々が密集することを防ぎ、感染防止対策に違反している市民を発見した場合は、厳格に処分する。また、上記の必要不可欠な条件を満たさず、正当な理由なく外出しているとみなされた人に対する行政処分の罰則を強化する。
製造工場、建設現場、道路工事現場、生活必需品（食品、医薬品、ガソリン、電気、水、燃料など）の販売施設、銀行、国庫、銀行および、企業の事業活動をサポートするために必要なサービス（公証手続き、弁護士など）、証券会社、郵便局、通信会社、ロジスティクス、クリニック、病院などは、活動が許可される。
地域の行政機関は、従業員に対して在宅ワークを指示する。感染防止対策、必需品の提供、機密文書の取り扱いなどでどうしても必要な場合にのみ出勤が認められる。
公的機関などでの会議は全て停止される（感染防止対策会議と緊急対策会議は除く）。企業などのスタッフの数は全従業員の1/3までとするが、病院と軍隊や警察などは100%の出勤が認められる。各区と県の行政サービスは、窓口での書類申請を一時停止し、オンラインでの申請処理を進める。
輸送に関して、ホーチミン市は全ての車による公共交通機関を停止する。あらゆる形態のバイクタクシーサービスも活動を停止させる。労働者や専門家の通勤輸送、製造業用の原材料の運搬、病院または、医療センターへのタクシーによる通院の場合を除き、市民の往来は最大限制限される。
海外および、国内から入港した船舶の船長と乗組員は、上陸が制限される。感染防止対策の観点から、1隻の船舶から代表者を1名選出し港湾手続き業務をおこなうものとする。
ホーチミン市は、さらにホーチミン市を発着する航空機と鉄道の移動制限または、活動停止を検討するようにベトナム交通運輸省へ要請した。
市内での感染拡大状況を受けて、ホーチミン市人民委員会は、昨夜になって7月9日0時からホーチミン市に首相指示16号を15日間適用することを決めた。ホーチミン市に適用される首相指示16号は、”家族と家族、市民と市民、路地と路地、区と区を隔離する”という原則に基づき実施される。
出典：08/07/2021- VNEXPRESS
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