ホーチミン市人民委員会のグエン・タイン・フォン主席は、社会隔離に関する首相指示16号を8月1日からさらに2週間延長し、特に午前6時から18時までの規制を強化させる可能性があると言及した。
7月30日の朝、グエン・スアン・フック国家主席の率いる中央代表団は、ホーチミン市幹部とホーチミン市の感染防止状況について会議をおこなった。この会議には、ホーチミン市共産党委員会のグエン・バン・ネン書記も参加した。
会議において、ホーチミン市人民委員会のグエン・バン・フォン主席は、ホーチミン市は、様々なレベルで通算61日間の社会隔離が継続していると報告した。
社会隔離に関する首相指示16号が適用されてから19日間で、ホーチミン市は1日平均3300人の陽性者を確認し、その殆どが隔離または、封鎖された地域での感染であった。これまでに2万6000人近くの感染者が完治して退院し、3万6000人以上がまだ入院状態にある。その中で300人以上の患者が人工呼吸器を装着し、8人がECMOを装着している。
ホーチミン市人民委員会のフォン主席は、ホーチミン市が重症患者の緊急輸送を調整するための特別ワーキンググループを組織し、治療のために4つの市立病院から375床の病床を新たに確保したと述べた。
7月22日から現在までに、ホーチミン市では39万回分のワクチン接種をおこなわれ、累計のワクチン接種回数は130万回に達した。また、ホーチミン市は、これまでにフリーランスの労働者など49万6000人に対して、5720億VNDの補助金を拠出している。
ホーチミン市は、社会隔離に関する首相指示16号の強化策について、午後6時から午前6時までの外出制限は、厳格に実施されていると評価した。一方で、午前6時から午後6時までについては、依然として不要不急の外出が多発しているとしている。
フォン主席は、この様な状況を受けて、社会隔離に関する首相指示16号を8月1日からさらに2週間延長する可能性があるとしている。ホーチミン市では、社会隔離措置の徹底的な実施のために、午前6時から午後6時までの規制を強化させる必要があるとみている。また、パトロールを強化し、違反者を厳重に処分しなければならないとしている。
ホーチミン市は、基礎疾患を伴う重症患者の治療に集中し、高流量システムを早期に使用し、重症化を防ぎ、3.4.5段階の治療を優先し、F0の治療時間を短縮させたい考えだ。そのために、医療資源の再配分をおこない、優秀な医師と看護師を死亡率を最低限に抑えられるように配置する。さらに、115による救急搬送を効率化し、重症患者の搬送をスムーズにおこないたいとしている。
出典:30/07/2021 TUOI TRE
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