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【経済】即席麺業界の老舗が大幅な減収減益

(C) VNEXPRESS

ベトナムを代表するエビのマークの即席麺『ミリケット』を製造販売しているコルサ・ミリケット社は、COVID-19感染拡大の影響を受け2021年の生産量、売上高、利益がともに減少した。

コルサ・ミリケット社は、2021年に1万6300トンの製品を販売し、売上高は前年比7%減の5700億VNDとなり、当初の目標であった7100億VNDを大きく下回った。

販売管理費は削減されたが、それでもコルサ・ミリケット社の利益は大幅に減少した。2021年の税引き後利益は前年比36%減の180億VNDとなり、過去10年で最低水準となった。

昨年の半ば頃、コルサ・ミリケット社は、国内の消費が大幅に減少し、輸出用のコンテナの確保も困難であることから、利益目標を300億VNDから280億VNDに引き下げた。しかし、実際には同社はこの目標の65%しか達成できなかった。

同社の経営陣は、製造現場で『スリーオンサイト』や『ワンルート・ツースポット』といった対策に多額の経費が掛かったため、利益が前年に比べて大幅に減少したと説明している。この時期に同社では40%の人員を削減したため、製造ラインをフル稼働させることが出来なかった。

また、原材料価格の高騰も利益に影響を与えた。同社では、何度も販売価格を調整したが、原料価格の上昇幅には追い付けなかった。

同社では、2022年の即席麺をはじめとしたインスタント食品の販売目標を1万9000トンとしている。売上高と税引き前利益の目標はそれぞれ、7920億VNDと260億VNDとなっている。

ミリケットの即席麺は、1975年より前に市場に登場し、長期間にわたって市場を独占していた。紙パッケージに入ったこの即席麺は市場シェアの80%以上を占めていたこともある。

出典:13/04/2022 VNEXPRESS
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