ホーチミン市は、飲食店に対する営業停止指示から2ヶ月が経過した段階で、午前6時から18時までテイクアウト形式での営業活動を認めると発表した。
この内容は、9月7日にホーチミン市人民委員会のレ・ホア・ビン副主席が署名したホーチミン市の首相指示16号に基づいた社会隔離措置の強化に関する緊急文書に記載されており、署名日から有効とされている。
約2か月前の7月9日からホーチミン市は、首相指示16号に基づく社会隔離措置の強化策として、レストランに対して店内での飲食サービス提供の停止だけでなく、テイクアウトサービスの提供も停止するように指示していた。これは、テイクアウトサービスの配達員がレストランの狭いスペースに列を作ると距離を確保することが難しくなり、感染リスクが高まることを懸念しての措置であった。
レストランに加え、ホーチミン市は、郵便、通信、オフィス情報機器、学習用品などのサービス提供事業についても経営ライセンスを保有していることを条件に午前6時から18時までの営業再開を承認した。
”3つの現場対策”を実行している企業については、オンライン注文のみ販売することが認められる。配達アプリサービスを提供している配達業者は、感染防止対策に万全を期すことが求められる。
上記に該当する業者は、ホーチミン市人民委員会が8月21日に発行した公文書2800号に基づき、各県・区に対して外出許可証の登録申請をおこなう必要がある。外出許可証以外に、上記の業者の従業員は最低1回のCOVID-19ワクチン接種証明と2日に1回の頻度で受けた検査の陰性証明を所持する必要がある。
ホーチミン市人民委員会は、各区・県の人民委員会主席に対して、各市町村が事業者の活動許可条件を確認する作業について、指導、確認、監督を責任を持って行うように指示した。
ホーチミン市は、スーパー、コンビニ、食料品店の配達員が同一区・県内で活動することも認めている。医薬品、医療設備、医療器具の製造、販売をおこなう事業者は、医療の需要を満たすために午前6時から21時までの活動が認められる。
また、この緊急文書によればホーチミン市は既存の外出許可証の期限を9月15日まで延長した。外出許可証の内容変更が必要な場合、各事業者は公文書2800号に基づき、現行の許可証を返納した上で、改めてリストを更新してホーチミン市警察へ提出する必要がある。
さらに、ホーチミン市人民委員会は、7区とクチ県の人民委員会主席に対して、地域の実情に合わせて市民の週1回の買い物外出許可計画を立案し、9月11日までに報告するように指示した。
ホーチミン市は、農産物や食品の集荷と積み替え場所としてビンディエン卸売市場とホックモン卸売市場の2か所の活動再開を許可した。またトゥードゥック卸売市場についてもホーチミン市へ商品を供給するための集荷と積み替え作業が引き続き継続される。
出典:08/09/2021 – VN EXPRESS
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