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【経済】マグロの輸出額が鈍化傾向に

(C)VNEXPRESS

今年4月に輸出額が急拡大したベトナム産マグロだったが、最近は輸出額が伸び悩んでいる。

ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)によると、ベトナムの7月のマグロの輸出額は前年同期と比べて1.7%増の6500万USD弱だった。一方で、今年4月にはマグロの輸出額が前年同期比50%近くの増加していた。

2021年1月から7月までの7か月間のベトナムのマグロの輸出総額は4億2000万USDとなった。これは2020年と比べて20%の増加だが、2019年と比較すると2%の減少となっている。マグロを輸出している各企業によると、現在のように製造原価と輸送費が高騰している状況では、この結果はそれほど楽観できるものではないとのことだ。

ベトナムのマグロ輸出額に関しては、主要なマーケットであるアメリカ、EU、CPTPP加盟国向けの輸出額が減少傾向にある。この中で、過去3か月のアメリカ向けの輸出額は徐々に回復しつつある。2021年7月単月のアメリカ向けの輸出額は2860万USDで、これは前年同期と比べて6%の増加だが、前月比ではマイナスとなっている。

一方、7月単月のEU向けの輸出額は、前年同期比で21%も減少している。2021年の7ヶ月間のEU向けの輸出総額は8700万USDで前年同期と比べると20%増加している。トータルの輸出額は、依然として増加傾向にあるが、5月以降は毎月の輸出額が減少傾向にある。

CPTPP加盟国向けの輸出についても、減少傾向にある。これらの国への輸出額は740万USDで6.5%の増加だったが、ここ最近は毎月の輸出額は減少傾向にある。

上記の3つの主要市場以外に、7月はエジプト、フィリピン、中国向けの輸出が増加した。しかし、これらの国向けの輸出も対前月比では減少傾向にある。

VASEPによると、ベトナム国内のCOVID-19感染拡大により、多くのマグロの輸出加工企業が、生産コストの増加、労働者不足、原料不足などの問題に直面している。また、ロンアン省やホーチミン市にある一部の企業では、操業を一時停止しなければならない状況に陥っている。これは、今後数か月のベトナムのマグロ輸出額に影響を与えると可能性が高い。

出典:29/08/2021 VNEXPRESS
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