ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

【経済】世界銀行、2022年のベトナムの経済成長率を5.3%と予測

(C) VTV.VN

世界銀行(WB)の5.3%という予測は、ウイズコロナ政策による製造業と内需の回復に基づいている。

4月5日にWBが発表した2022年のベトナムの経済成長率予測は、2022年はじめに出された予測より0.2%低くなっており、2021年10月に予測した6.5%からは大幅に低くなっている。

WBがベトナムのGDP成長率予測を引き下げ続けているのは、COVID-19の感染拡大によって経済が困難に直面していることと、ベトナム経済が高い解放性があるが故に海外情勢の影響を受けやすくなっていることが原因とされている。

したがって、WBは2022年のベトナムのGDP成長率が5.3%となり、その後は国内外の移動制限の緩和に伴い、6.5%程度で安定して推移すると予測している。

サービス業は、消費者の信頼感が回復し、海外からの旅行者が戻ってくることで、今年半ばごろまでに徐々に回復すると期待されている。加工製品や工業製品の輸出額は、主要なマーケットであるアメリカ、EU、中国などの成長が鈍化しているため、緩やかな上昇傾向になる見通しだ。

ただし、WBは、上記の見通しは、様々なリスクにさらされていると言及する。ベトナムの主要貿易相手国は、ロシアとウクライナの紛争に関連する経済制裁の影響によって成長が鈍化している。また、COVID-19の新たな変異株が登場して、更に成長が鈍化する可能性もある。

一方で、経済回復は、内需の回復速度にも依存しているが、現時点では、消費者や投資家は、まだ慎重な姿勢を見せており、回復は緩やかなものになっている。現状のようにCOVID-19の感染力が強い段階では、労働力と生産の維持に一時的な混乱が発生する可能性がある。

WBは、年初からベトナム経済は力強く回復しており、政府が財政政策を伴った抜本的な支援策を講じれば、経済成長を後押しできると評価している。金融政策については、引き続き緩和政策を継続する必要があるが、金融セクターのリスクを管理するために、引き続き注意する必要がある。

WBでは、最悪のシナリオとして、別の衝撃的な出来事が起きた場合、ベトナムの2022年のGDP成長率は4%まで低下し、その後、2023年と2024年に6%、6.5%と回復していくと予測している。GDP成長率がCOVID-19以前のレベルまで回復すれば、貧困率も減少するとみられているが、パンデミックの影響は、今後も長く不平等の拡大につながる可能性がある。

出典:05/04/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作