COVID-19は、企業の生産を停滞させ、注文を減らし経営効率を低下させた。そのため、ホーチミン市内の50%以上の企業が、労働者へのテトのボーナスの支払いについて問題を抱えている。
これは1月9日に開かれた『市民の質問と政府の回答』という番組においてホーチミン市労働局のフイン・タイン・キエット副局長が回答した内容だ。ホーチミン市内の1000社以上の企業に対するテトボーナスに関する調査報告書によると、半数以上の企業が、テトの労働者へのボーナスの支払いに関して、財政的な問題を抱えていると回答している。
キエット副局長は、電気、電子部品、金融、保険、銀行、食品加工、倉庫、ITなどの分野では、多くのボーナスが支払われると指摘した。一方で、中小規模の製造業では、ボーナスの支給額は非常に低くなるとみられている。多くの製造業は財政的な問題を抱えながら、以前に合意された労働協約に基づいて、多少なりともボーナスを支給できるように努力している。
ホーチミン市人民委員会のズーン・アイン・ドゥック副主席は、労働局に対して、引き続き労働者への給与とテトボーナスの支払い状況を調査するように指示した。関連の行政機関は、テトのボーナスを巡ってストライキなどが発生することがないように、テトのボーナス支払いについて財政的な問題を抱えている企業を支援する計画を早急に立案する必要がある。
COVID-19の影響により、今年は、例年より多くの労働者や学生が帰省せずにホーチミン市でテトを迎えると予想されている。そのため、ホーチミン市と各団体は、すべての市民が楽しくテトを過ごせるように1兆8000億VNDの予算をかけて、様々なイベントを開催したり、市民を支援する予定だ。
具体的には、貧困世帯、社会保護世帯などに対してホーチミン市は9000億VNDの予算をかけて、115万VND~310万VND相当のテトギフトを贈る。
他にもホーチミン市労働組合は、7000億VNDの予算で、困難な状況にある労働者を支援するための多くのプログラムを実施する。またホーチミン市祖国戦線中央委員会も2000億VNDをかけて、貧しい労働者、高齢者、COVID-19によって孤児となった子供たちを支援する。
出典:09/01/2022 VNEXPRESS
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