フランスから11.4㎏の違法薬物をタンソンニャット国際空港へ持ち込んだ疑いで逮捕されていたベトナム航空の4人の客室乗務員が釈放されたが、引き続き捜査には協力しなければならない。
3月22日に逮捕されていたベトナム航空の客室乗務員4人が家族を保証人とすることで釈放された。
これは、この事件に関連して警察当局が別の2人の人物を逮捕したことを受けての動きとみられている。
取り調べと証拠調査の結果、警察は4人の客室乗務員がベトナムへ運ぶよう依頼された327本の歯磨き粉チューブのうち157本に違法な薬物が隠されていることを知らなかったと判断した。「そのため、刑事訴追するに十分な根拠がないと判断しました」と捜査関係者は話す。
ホーチミン市警察はこの事件を麻薬密輸入ルート解明のために捜査している。
3月11日の20時30分ごろ、ベトナム航空の専用車両がホーチミン市警察本部に到着し、釈放された客室乗務員4人を乗せた走り去った。
3月16日の朝、タンソンニャット国際空港の税関職員がフランスからの帰国便であるVN10便の客室乗務員4人の荷物に異常を発見した。税関職員が荷物を検査したところ、荷物の中から合計11kg以上の違法薬物が発見され、4人はホーチミン市警察に拘束された。
逮捕された客室乗務員たちは、荷物の中に違法薬物が含まれていたことを知って大きなショックを受けている様子だった。供述によれば、4人は、フランスで1000万VNDの報酬で60㎏の荷物を運ぶように頼まれた。長時間のフライトで疲れていたので中身をざっと確認したところ歯磨き粉のチューブが入っており特に異常は感じられなかった。この荷物は、フランスの空港は通過したが、タンソンニャット国際空港へ到着後に違法薬物が発見された。
事件発覚後、ホーチミン市税関はホーチミン市警察麻薬取締局(PC04)と協力して、4人の容疑者の背後関係を捜査した。事件から6日後に警察は、ベトナム側で荷物を受け取る人物の連絡先として渡されていた住所と電話番号から割り出した2人を逮捕した。
出典:22/03/2022 VNEXPRESS
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