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ベトナムニュース【経済】製造業に雇用回復の兆しも、本格的な回復は下半期以降か

(C) VNEXPRESS

ベトナムの製造業では、雇用回復の兆しが見えつつあるが、専門家は、本格的な回復に向かうのは今年の下半期以降との見方を示している。

統計総局によれば、2023年1月と2月で約8万人の労働者が製造業を去り、製造業の労働人口は2022年の同時期と比べて1.1%減少した。これは、消費が衰退し在庫が増加したことを受けて、企業が製造規模を縮小せざるを得なくなったことの必然的な帰結だ。

しかし一方で、工場労働者の仕事が回復する可能性を示す初期の兆候がいくつか見られつつあるのも事実だ。

縫製業を営むDony社のファン・クアン・アイン社長は、アメリカと中東の市場にチャンスがあるとみている。アイン社長は、今年の第2四半期から受注が回復すると予測しているが、まだ従業員の新規採用は控えている。

「各企業は合理化を進め、残業を優先する傾向にあります。現在のように縫製関連企業が労働時間を短縮したり土曜日を休みにしている中では、労働者は残業を求めています」とアイン社長は話す。

先日開催された家具の展示会で、ビンズン省で2000人の労働者を抱えてホテル向けの高級家具を製造しているチャン・ドゥック社は、57社の潜在的な顧客と13社のパートナー候補企業と出会うことができた。これは、この会社にとって非常に前向きなシグナルと捉えられている。

この状況は、S&Pグローバルが2月に発表したベトナムの購買担当者景気指数(PMI)の状況とも一致する。S&Pグローバルは、PMIが51.2であったことを受けて、製造業はやや改善傾向にあると評価している。PMIは50を超えると事業活動が拡大傾向にあるとされている。

「回復の兆しは始まったばかりで、製造業の労働力の採用が本格的に回復するのは今年の下半期以降になる見込みだ」と人材紹介企業のAdecco社は、2023年の人材採用展望に関する調査報告書で述べている。

Adeccoによれば、調査対象企業の約半数(47%)が、現在の労働力を維持したいと考えている。一方で、従業員の採用強化を考えている企業はそれよりも少し少ない43%だった。また、1.39%の企業は従業員を25~50%削減したいと考えており、8.33%の企業が25%未満の従業員削減を検討している。

出典:24/03/2022 VNEXPRESS
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