日本の国際協力機構（JICA）は、ベトナムに対する総額10兆6700億VND（約650億円）の3つの円借款プロジェクトに調印した。
JICAは、今回の3つのODAプロジェクトは、コロナ後の経済回復、交通インフラ改善、農業開発支援にかかわるものだと述べた。
その中でコロナ後のベトナム社会経済復興支援のための円借款が総額500億円と最大規模である。今回の円借款はこれまでで最も優遇された利率で迅速な手続きによって実施され、ベトナムの国家予算に直接組み込まれる。
JICAによれば、2023年上半期のベトナムの低成長は、経済を刺激するための政府による公共支出促進と経済支援政策の重要性と緊急性を示している。今回のODA資金は、ベトナム政府がこれらの政策実現のために使用することになる。
もう一つは、ビンズン省の公共交通インフラ整備事業向けで、総額は63億円となっている。このプロジェクトはビンズン省とホーチミン市、ドンナイ省を結ぶ高速バスシステムを開発し、ホーチミン市メトロとの連携を高めることを目的としている。
3つ目はラムドン省の道路、灌漑施設、花市場を含めた農業インフラ整備支援を目的としており、47億円が供与される。
今回の3つのODAプロジェクトの調印は、日越外交関係樹立50周年という重要な節目におこなわれた。
出典：04/07/2023 VNEXPRESS
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