クアンニン省在住の男性が原因不明の腹痛に苦しみ、救急医療センターを受診したところ、超音波検査の結果、消化器官の中に体長30㎝ほどのウナギがいるのが分かった。
この男性はランソン省出身の出稼ぎ労働者で、3月20日の午後に救急治療室に運ばれた。超音波検査とX線検査の結果、男性の消化器官にいるウナギが男性の腸に穴をあけ、急性腹膜炎になっていることが分かった。
診察後、外科手術によって男性の体内から体長30㎝ほどのウナギが摘出され、壊死した結腸部分が切除され、人工肛門がつけられた。手術後の経過は良好で、腹痛も軽減され、引き続き病院で経過観察がおこなわれている。
ウナギがなぜ男性の体内に侵入できたのかは今のところ不明だ。
救急医療センターのファン・マイン・フン外科部長によれば、このようなケースは非常に珍しいという。患者の直腸には糞便が多くあるため感染症を引き起こしやすいが、今回の手術は幸いにも成功したとフン外科部長は説明した。
消化管感染症は、あらゆる年齢層で発生する可能性のある症例だが、早期に検査、摘出をおこなわない場合、重篤な合併症を引き起こし、患者の生命にかかわる可能性もある。
出典:2024/03/21 VNEXPRESS提供
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