メイコーエレクトロニクスグループは、総投資額2億USDのプリント基板工場の起工式を開催した。将来的にはこの工場の総投資額を5億USDまで増額する予定だ。
4月13日の午後、ファン・ミン・チン首相は、ホアビン市の工業団地で開催された日本のメイコーエレクトロニクスグループによるプリント基板(PCB)製造工場建設プロジェクトの起工式に出席した。
このプロジェクトでは、コンピューター、周辺機器、家電製品、オーディオ機器、太陽光電池、マイクロプロセッサチップ、制御設備などに必要なプリント基板を製造する。今回の工場は、メイコーエレクトロニクスグループにとってベトナムで5か所目のPCB製造・組立工場となる。プロジェクトの面積は9.2ヘクタールで、総投資額は2億USDとなっており、将来的にホアビン市で第2工場を建設する際には5億USDまで増加する見込みだ。
この工場は、今年の第2四半期に稼働開始予定で、3000人の労働者を雇用し、2030年までに年間納税額をホアンビン省全体の税収の4%に相当する年間2000億VNDとしたい考えだ。
起工式でファン・ミン・チン首相は、企業が物流コストを削減し、投資効率を向上させることができるように、政府と各省庁によって物流、電気と水道、通信、医療、教育のインフラを戦略的に整備していく考えを示した。またベトナム政府は、企業の需要に対応するためより質の高い人材育成にも積極的に取り組んでいくとしている。
「政府は、約束したことは守り効率的に実施するという精神に基づき、企業の声に耳を傾け、問題解決に協力する用意があります。あらゆる問題は利益を調和させ、リスクを共有して解決する必要があります」とチン首相は述べた。
メイコーエレクトロニクスグループは、日本国内に5工場、中国に2工場を抱える、プリント基板の大手設計・製造企業だ。
同グループは、2006年に初めてベトナムのタックタット工業団地に製造工場を設立した。当時、メイコーの投資プロジェクトは、外国直接投資プロジェクトとしてトップ10に入っており、エレクトロニクス関連の製造プロジェクトとしては、国内最大規模だった。これまでに同グループは、ベトナム国内に3か所のプリント基板製造工場を設立しており、総投資額は5億USD、従業員数は7000人以上で、毎年約3000万USDを納税している。
出典:2024/04/13 VNEXPRESS提供
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