9月9日に発生したフートー省フォンチャウ橋崩落事故について当局は、少なくとも10台の自動車と2台のバイクが川に転落し、13人が行方不明であることを確認した。
9月9日の午前10時ごろ、フートー省ラムタオ県とタムノン県を繋ぐ国道32号線沿いのホン川にかかるフォンチャウ橋が突然崩落し、通行中だった車両が川に転落した。
ホー・ドゥック・フォック副首相によれば、初期情報では車10台とバイク2台の計13人が橋から転落したと見られている。被害者の情報は今後確認され次第更新される。
第二軍区政治委員のファン・ドゥック・ズエン中将は、VnExpressに対して、現在軍が多数のボートを手配して川岸や堤防に沿って被害者の捜索にあたっており、これまでに3人を救出したの述べた。
フォック副首相によれば、既にチン首相から被害の回復指示が出されており、軍と警察に対して交通運輸省と自治体と協力して被害者の調査、捜索、救助にあたるよう指示した。当局は、橋の両端を封鎖して、周辺住民の安全確保にもあたっている。
現在、捜索隊が川岸周辺で被害者の救出活動にあたっている。ダイバーや特殊車両も救助活動に協力している。フォック副首相によれば、現在川の水位が高くなっており、流れも速いため救助活動は難航している。現場では、川底に2台のトラックが沈んでいるのがはっきりと確認できる。フォック副首相は、新たな橋の建設を議論する前に、まずは、水上交通を手段を禁止したうえで交通手段を確保するために仮設の橋の建設計画を検討していると述べた。
ラムタオ地区人民委員会（フートー市）の副委員長ゴ・ドゥク・サウ氏は、フォンチャウ橋が複雑な気象条件と川の水位の上昇によって崩壊したと述べた。崩壊したのは、タムノン県側の橋梁部分のおよそ半分となっている。
ラムタオ県とフートー省警察は橋を封鎖し、事故原因を調査している。サウ副主席によれば、この橋は長年使用されており、古い技術で建設されているため、現在は老朽化していた。
フォンチャフ橋は、全長380mで1995年に完成し、1996年から使用が開始されていた。2013年にこの橋は深刻なダメージがあるとして修復作業がおこなわれた。2022年にフートー省選出国会議員からは、この橋の改修または新しい橋の建設投資提案が出された。しかし、当時の交通運輸省は、すぐに対応することは難しいとしてベトナム陸運総局にこの橋のメンテナンスと修理を強化するよう指示していた。
出典：2024/09/09 VNEXPRESS提供
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