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【社会】中部地方で84人が死亡、近年にない大雨の影響

(C)CTV.

 10月18日の夕方までに、ベトナム中部地方の大雨と洪水の被害により84人が死亡、38人が行方不明となり、およそ5万3000世帯が避難した。

 自然災害管理中央運営委員会は、今回の大雨により中部と中部高原地域の10省で被害が発生し、国道を含む1万7400m以上の道路が浸水などの被害。特にトゥアティエン=フエ省、クアンチ省、クアンナム省では甚大な被害が派生した発表した。

 死者84人と行方不明者38人のうち、クアンチ省の遭難救助に向かい土砂崩れの被害にあった13人の殉職者の葬儀が、10月18日の朝にトゥアティエン=フエ省で行われた。

 気象庁によると10月18日の午前1時~13時までの間に、ハティン省からクアンチ省までの広い範囲で120~200mmの大雨が降った。

 特にクアンビン省のレニン地域では240㎜、チューンスアン地域では230㎜の記録的な大雨が降り、周辺の河川の水位が急激に上昇、フーン川流域の水力発電所ではダムの水があふれてきている。

 10月19~21日までに、ハティン省、クアンビン省、クアンチ省など中部地域では、熱帯低気圧の影響でさらに激しい雨が降り続くと予想されている。

 ハティン省とクアンビン省の多くの河川では洪水のリスクが、ゲアン省からクアンナム省の山岳エリアでは土砂崩れの可能性が高くなっている。警戒が必要だ。

出典:18/10/2020 VNEXPRESS
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