ホーチミン市では、夜間や悪天候時の視認性向上を目的とした「発光式交通標識」の設置案が進められている。6月中には、交通量の多い5か所で試験的に設置されたが、利用者からは好意的な声が上がっている。
ホーチミン市建設局傘下の道路インフラ管理センターによると、発光式標識はLEDライトで照らされ、従来の標識に比べて夜間や光量の少ない場所でも視認性が高く、安全運転に寄与するという。
設置されたのは以下の5地点:
- トンドゥックタン通り18番前(歩行者横断標識)
- ファムバンチー橋(高さ制限・大型車通行禁止の2枚)
- チューンチン通りのロータリー(自動車通行禁止等3枚)
- ファンバンハイ通りのロータリー(高さ制限・大型車通行禁止の2枚)
- ホアンバントゥー歩道橋(高さ制限)
9日夜に現地を核にしたところ、最も交通量の多いランチャカー・ロータリーで3つの標識が明るく発光し、遠方からも内容がはっきりと確認できた。地元住民のグエン・フー・フンさん(55歳)は、「導入後は運転手が標識に気付きやすくなり、事故のリスクも減った」と語った。
バイク利用者のゴック・フイさん(25歳)も、「特に大型車の運転手は、遠くから標識が見えないことが多いが、LEDがあれば安心」と述べ、今後は一方通行や通行禁止の標識でも導入を望んだ。
同センターでは今後、効果を検証しながら、市内の他の複雑な交差点や事故多発地域への拡大導入を検討するとしている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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