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ベトナムニュース【経済】2030年までに人口の半数近くが1日20USD以上を稼ぐ

(C) VNEXPRESS

HSBCの最近の調査によると、ベトナムは2030年に購買力平価(PPP)で1日あたり20USDの収入を得る人が4800万人に達する見込みだ。

これは、HSBCの専門家であるジェームス・ポメロイ氏が作成した”2030年のアジア消費市場報告書”において独自の人口統計データベースに基づいて予測された内容だ。ベトナム政府の2030年の人口戦略と比較するとこの数字は、人口の約半数を占めることになる

東南アジアで考えた場合、現在ベトナムで1日あたり20USD(約48万VND)以上を稼ぐ人の数は、インドネシアとタイよりも少ない。しかし、2030年になると1日あたり20USD以上を稼ぐ人の数は、タイの3800万人を超えるとみられている。

アジアで比較した場合、ベトナムは購買力平価に基づいて計算される1日に20USD以上を稼ぐ人の人口増加率は、最も高いグループに含まれている。このグループには他に、バングラディッシュ、インド、フィリピン、インドネシアなどが含まれている。

この調査によるとベトナムのアッパーミドルクラス(1日あたり50~100USDの収入)は、2030年まで毎年平均17%増加すると予測されている。1日あたり20USD以上の収入を得る人口の急速な増加とアッパーミドル層の増加によって、ベトナム市場の消費成長率は、年間8%近くに達している。これは、バングラディッシュやインドと並んでアジアトップクラスの伸び率だ。

その中で支出の伸びが最も大きくなる分野はどこになるか?HSBCによるとアジア全体で、金融商品、娯楽、自動車、コンピューター、家庭用サービスなどの分野が最も急速に成長すると予測されている。最も成長率が高いのは娯楽と物流で、今後10年間は毎年7%以上の成長が期待されている。一方で、食品分野は、最も成長率が低いとみられており、同期間に毎年平均5%程度の成長が見込まれている。

実際、短期的にはCOVID-19に柔軟に対応するという政策に変更してから、ベトナムの消費者支出は継続的に増加している。8月の消費財とサービスの総売上高は前年同期比で50.2%も増加した。これは、COVID-19の感染が拡大していた2021年9月に-28.4%で底を打って以来最高の水準となっている。

SSIの専門家グループによると8月の小売売上高は国内需要の改善によって良好な成長の勢いを持続している。一部の企業でも購買力の回復が確認され、新製品の投入や販促キャンペーン、労働者の増強にむけた準備が進められている。

ベトナム国内の消費者は依然としてオンラインショッピングをよく利用しており、生活必需品以外の商品への消費が伸びる気配を見せている。9月9日におこなわれたLazadaのプロモーションでは、ファッションと美容品が、最初の2時間で通常営業日の62倍と102倍という驚異的な売り上げを記録した。

出典:13/09/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作