不正多発する「有条件営業」業種
ダックラック省人民委員会のター・アイン・トアン主席は8月26日、マッサージ、カラオケ、質屋など「条件付き営業」業種の管理強化を指示する通達を発出した。
これらのサービスは地域経済に寄与してきたが、近年、無許可営業、防火規定違反、営業時間超過、売春・麻薬・賭博の温床化といった問題が多発している。
一部の辺鄙な地域では、麻薬使用の場として悪用されるケースも確認されている。
質屋での脱税・高利貸しも問題視
質屋業界では、脱税や高利貸しへの転用が横行し、市民の不満が高まっている。
省警察は既に複数の事件を摘発し、売春あっせんや違法薬物使用に関与した宿泊・マッサージ施設に対して刑事事件として立件した。
管理不備・官僚の関与が原因
ダックラック省人民委員会は、違法行為が続発する背景として、管理体制の甘さ、部門間連携の不備、処罰の軽さ、そして一部の公務員による庇護を挙げた。
ター・アイン・トアン主席は「無許可営業の禁止を徹底し、違反を黙認・庇護する職員は厳罰に処す」と強調した。
警察・各部局に厳格対応を指示
ダックラック省警察には、業種別リスト作成や監査強化が求められた。財務局、商工局、保健局、文化・スポーツ・観光局などの各部局も連携し、事業者による社会悪化を防止する。
各地方当局は毎年12月15日までに進捗を報告し、ダックラック省が一元的に把握する体制を構築する。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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