2028年完成を目指す
ホーチミン市とメコンデルタを結ぶ幹線道路「ホーチミン市~チュンルーン~ミートゥアン高速道路」の拡張事業が、2025年12月に着工し、2028年に完成する予定である。
特別等級の交通プロジェクト
事業を担当する建設省傘下の第7プロジェクト管理委員会によれば、同プロジェクトは「特別レベルの交通事業」に位置付けられており、総投資額は約41兆3,720億VND(約2,320億円相当)。これは当初計画より約1兆5,720億VND増加している。
出資企業の構成
提案した投資企業は、デオカグループ、ホーチミン市インフラ投資会社、タスコ、ホアンロン建設投資会社、CIIサービス投資会社の5社によるコンソーシアムである。
拡張内容の詳細
全長96.13kmの区間が対象となり、起点はホーチミン市のチョーデム交差点、終点はドンタップ省の第2ミートゥアン橋北側である。
- ホーチミン市~チュンルーン区間:現行4車線を8車線へ拡張、道路幅41m、設計速度120km/h。将来的には計画規模に基づき12車線(幅56m)まで拡張予定。
- チュンルーン~ミートゥアン区間:現行4車線を6車線へ拡張、道路幅32.25m、設計速度100km/h。
また、同時にスマート交通システム、料金所、サービスエリアなども整備され、最新の基準に基づく一体的な交通インフラが整う。
南部経済圏の交通網を強化
この事業により、南部重点経済圏の交通渋滞が大幅に緩和され、メコンデルタの高速道路網の完成に向けた一歩となる。さらに、メコンデルタ地域とホーチミン市、東南部や全国各地を結ぶ輸送需要にも応える。
インフラ整備によって地域開発の余地が広がり、経済拠点、国際ゲートウェイ、港湾をつなぐ広域的な発展が期待される。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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