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【国際】ベトナムとキューバの絆を再確認

キューバのエステバン・ラソ・エルナンデス国会議長とホーチミン市国会代表団のグエン・バン・ロイ団長
(C)TUOI TRE

キューバのエステバン・ラソ・エルナンデス国会議長は10月3日、ホーチミン市友好組織連合(HUFO)で開かれた「ベトナム・キューバ友好協会」関係者との懇談会に出席した。
エルナンデス国会議長は、両国が長年にわたり互いに支え合ってきた歴史に触れ、「“友情”という言葉だけでは、両国の絆を十分に表現できない」と述べた。

「無私の連帯」こそが真の関係

エルナンデス国会議長は、ベトナム各地で行われたキューバ支援活動、とりわけベトナム赤十字とホーチミン市による募金運動に感謝の意を表明し、寄せられた支援金の一部は、キューバ国内の電力供給設備の整備に活用されたと説明した。
同氏はまた、故フィデル・カストロ議長の「ベトナムのためなら、キューバは血をも捧げる」という名言を引用し、「現在もその精神は変わらない。ベトナムは無私の連帯でキューバを助けている」と語った。

「友情」を超えた「連帯」という理念

議長は続けて、「フィデル・カストロ議長は“友情”よりも“連帯”という言葉の方が深い意味を持つと教えてくれた」と述べた。
「私たちは余っているから助けるのではない。どちらの国も余裕はないが、相手が困っていれば分かち合う。それこそがキューバとベトナムの真の関係である」と強調した。
そのうえで、農業・医療・青年交流などの分野で協力をさらに強化する意向を示した。

青年世代の交流強化を提案

エルナンデス国会議長は「両国の若者同士の交流を深めることが、永続的な友好関係の礎になる」と述べ、次世代が連帯の精神を受け継ぐ重要性を訴えた。
「キューバは今後も全力で、ベトナムとの“壊れることのない関係”を強化していく」と締めくくった。

ワクチンの「小さな傷跡」が象徴する友情

一方、ホーチミン市国会代表団のグエン・バン・ロイ団長は、両国の絆の象徴として、ベトナムの多くの世代が肩に持つ「ワクチン接種の小さな跡」を挙げた。
「そのワクチンはキューバの科学者たちが研究し、何百万もの命を救った。あの傷跡は単なる医学的痕跡ではなく、両国の連帯の証である」と述べた。

「太陽は国境を越えて」支援続くホーチミン市

ロイ団長はまた、ホーチミン市が進める「国境なき太陽」キャンペーンを紹介。キューバの小学校に太陽光発電システムを設置するための募金活動を行っているという。
9月26日には、ホーチミン市で公務員チームと芸術家チームによるチャリティーサッカー試合も開催され、キューバ支援のための資金が集められた。
ロイ団長は「ベトナム国民はキューバの恩を決して忘れない。共に困難を乗り越え、友情と連帯の光を次世代へつなげていく」と語った。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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