脳死男性の臓器が全国の病院へ
ホーチミン市で交通事故により脳死となった34歳の男性の臓器が、複数の病院に搬送され、移植を待つ患者たちの命を救うこととなった。
11月9日午後、ホーチミン市交通警察の約40名の警官が、バリア病院からタンソンニャット空港および市内外の各病院へと臓器を搬送する救急車の車列を先導した。
肺・肝臓・心臓・腎臓を分配
ドナーの肺はハノイの中央肺病院に、肝臓の半分はフエ市の中央フエ病院に、残り半分はホーチミン市医科薬科大学病院に搬送された。
また、心臓と腎臓はホーチミン市のチョーライ病院に届けられ、いずれも移植手術に使用される予定である。
交通事故から臓器提供までの経緯
臓器提供者となった男性(34歳)はホーチミン市の出身で、独身だった。11月6日に交通事故で重傷を負い、バリア病院に搬送されたが、到着時にはすでに手術が不可能な状態で、まもなく脳死と診断された。
7日、家族は一度退院手続きを取ったものの、その後、病院の助言を受け、息子の臓器を他の患者に提供することを決意した。
家族の決断と迅速な医療連携
バリア病院はチョーライ病院に連絡を取り、専門チームが家族への説明と同意手続きを実施した。
9日にはチョーライ病院、ホーチミン市医科薬科大学病院、中央フエ病院の医師団がバリア病院に集まり、臓器摘出手術を行った。
摘出後、各臓器は迅速に搬送され、全国の移植患者のもとへと届けられた。
この決断と医療連携により、複数の命が救われる見込みである。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN




















