クアンチ省人民委員会は、ケーサン地区で発生した地滑りを受け、自然災害に関する緊急事態を宣言した。
道路と住宅地で大規模な地滑りが発生
クアンチ省では11月16日から17日にかけて大雨が続き、各地で地滑りが相次いで発生した。ケーサン村のフンブーン通りでは、住宅1棟および、周辺の10戸以上の民家で、建物の一部が崩落する被害が出た。
地滑り区間は約170メートルにわたり、崖の崩落深度は15メートル、幅30メートル、総面積は5,000㎡以上に達している。現在もさらなる崩落の危険性が続いている。このため、ケーサン村人民委員会は危険区域の10世帯45人を緊急避難させた。
被害拡大を防ぐため緊急措置を指示
クアンチ省人民委員会のホアン・ナム副主席によると、クアンチ省政府は被害を最小限に抑えるため、直ちに以下の措置を講じるよう指示した。
- 危険区域の封鎖
- 警告標識の設置
- 警備要員の配置
- 車両通行の管理
- 高リスク地区の住民避難
- 軍、警察、医療機関による支援体制の動員
安全性調査と長期的な対策へ
クアンチ省は、ケーサン村当局、農業・環境天然資源局、建設局、公安に対し、地滑り状況の監視を継続するよう指示した。
合わせて、周辺の住宅・建物の安全性を早急に調査し、地滑り防止プロジェクトまたは住民の移転計画を策定し、住民の生命と財産、長期的な生活安定を確保する方針である。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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