ドンナイ省は、2025年12月19日にロンタン空港周辺の3つの工業団地を同時に着工する予定だ。
そのうち、バウカン−タンヒエップ工業団地およびスアンケー−ソンナン工業団地(いずれも第1フェーズ)は各1,000ヘクタール規模で、インフラ整備費はそれぞれ約9兆VND(約530億円)。これらはドンナイ省内でも最大規模の工業団地で、空港に隣接している。
もう一か所はのロンドゥック3工業団地は224ヘクタール、投資額は約1.6兆VND(約94億円)。3か所の工業団地の敷地の大部分は元ゴム農園の土地である。
敷地準備と土地収用の進展
11月20日、ドンナイ省副書記のボー・タン・トゥック氏が、ベトナムゴム工業グループおよびドンナイゴム公社とともに、土地収用やゴム樹木伐採の調整に関する会議を実施した。
同公社のドー・ミン・トゥアン社長によれば、各工業団地において2ヘクタールずつの着工用敷地はすでに整備済みで、残りの土地についても迅速に資産清算とゴム樹木伐採を進め、敷地を引き渡す計画である。
経済・社会への影響
ボー副書記は、これら3か所の工業団地のプロジェクトは今年度および今後数年の地域経済・社会発展において重要な意義を持つと強調した。
自由貿易区の設立構想
ドンナイ省はロンタン空港周辺の戦略的な立地を活かし、約7,500ヘクタール規模の自由貿易エリア設立計画を策定している。
自由貿易エリアは主に以下の4つの機能区域で構成され、計6箇所に分かれる:
- バウカン−タンヒエップ工業団地:2,627ヘクタール
- スアンケー−ソンナン工業団地:3,595ヘクタール
- フックアン港用地:364ヘクタール
- ロンドゥック・アンフック、ロックアン、空港西南部区域:合計1,439ヘクタール
自由貿易区は、特定の空間内で優遇政策や制度を試験的に適用することで、政策の効果を検証し、将来的に広域に展開する可能性を探るモデルである。
ロンタン空港の進捗
ロンタン空港は総面積5,000ヘクタールで、2021年1月5日に着工した。総投資額は約160億USDで、3段階に分けて整備される。
第1段階では滑走路1本と旅客ターミナル1棟を建設し、年間2,500万人の旅客と120万トンの貨物に対応する。
第1段階は12月19日に技術試験飛行を予定しており、2026年には正式運用開始となる。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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