ホーチミン市では2025年末、企業の採用需要が大幅に増加しており、特に3つの業種で数千の求人が発生している。
失業率が低下し、採用需要が年末に増加
ホーチミン市の年末の労働市場では、失業率が引き続き低下し、企業の採用需要が多くの業種で強まっている。
西暦の新年および2026年のテト(旧正月)を控え、労働者にとって就職機会が広がっている状況である。
11月の統計:求職者1万6,211人、求人1万9,747件
ホーチミン市雇用サービスセンターによると、27業種区分での 求職者数と求人件数は10月より増加した。
- 求職者数:1万6,211人
- 求人件数:1万9,747件
- 最も求職者が多いのは 一般労働(2,494人)
最も求人が多い3業種:一般労働・皮革靴・縫製・食品飲料
企業側の需要では、11月時点で次の3業種が最も多くの求人を出している。
- 一般労働:3,337件(16.9%)
- 皮革靴・縫製:2,949件(14.93%)
- 食品・飲料:1,789件(9.06%)
皮革靴・縫製業で需給バランスが逆転
注目すべき点は、皮革靴・縫製業での労働供給と需要の逆転である。
- 10月:求職者2,964人 > 求人2,042件
- 11月:求人2,949件 > 求職者2,045人
上記の通り11月には企業側の採用意欲が求職者数を上回る結果となった。
一般労働は10月に“深刻な人手不足”、11月は減少
10月は企業が “一般労働者を渇望” する状況で、求人1万0,319件に対して求職者は3,070人と大きなギャップがあった。
しかし11月には企業側の一般労働者の求人は 3,337件へ大幅減少し、他業種の求人が増加した。
管理部門・機械技術で求人急増、サービス・製造加工も倍増
具体的には:
- オフィス管理:1,119件(10月:278件)
- 機械技術:1,505件(10月:732件)
- サービス業・製造加工業:10月比で約2倍の求人増
年末の労働市場は、業種の多様化と求人数の拡大が顕著である。
失業保険申請は14.12%減、就職支援も活発
2025年1月1日〜11月25日の期間、雇用サービスセンターは
- 失業保険申請:19万4,224件(前年同期比–14.12%)
- 失業給付決定:18万6,538件
- 月次の就業状況報告:82万2,715件
を受け付けた。
さらにセンターは242回の雇用マッチングイベントを開催したり、39万7,261人に職業相談を実施するなど、活発な就職支援を行っている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN




















