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【交通】ロンタイン空港、初便受け入れに向け最終準備

ロンタイン空港建設現場を視察したファン・ミン・チン首相
(C)THANH NIEN

ファン・ミン・チン首相は、建設省に対し、ベトナム空港総公社(ACV)および関係機関と連携し、12月15日の技術飛行および12月19日のロンタイン国際空港初の正式便に向けたシナリオと詳細計画を引き続き完成させるよう指示した。

首相による9回目の現地視察

12月14日午後、ファン・ミン・チン首相はロンタイン空港建設現場を訪れ、工事に従事する関係者を激励するとともに、進捗状況を確認した。その後、関係省庁、ACV、地方政府、関連機関との会合を行った。首相による同プロジェクトの現地視察は今回で9回目となる。

ACV(ロンタイン空港プロジェクトの事業主)副総裁代行のグエン・ティエン・ビエット氏によると、ロンタイン空港はドンナイ省ロンタイン県に位置し、敷地面積は約5,000ヘクタール、総投資額は約336兆6,300億ドンで、3段階に分けて整備される計画である。

第1期工事、2025年に基本完成へ

第1期では、航空管制施設、全長4,000メートル・幅75メートルの滑走路1本、年間旅客処理能力2,500万人、貨物120万トンの旅客ターミナル1棟、ならびに付帯施設が建設される。事業期間は2020年から2026年で、2025年中に基本完成、2026年前半に商業運航を開始する予定である。第1期の投資額は約99兆ドンに上る。

現在、すべての工事パッケージが同時並行で進められており、「炎天下にも雨季にも負けず」「3交代4班制」「祝日・正月・休日を問わない」体制で施工が行われている。延べ1万5,000人以上の専門家、技術者、労働者と3,000台超の建設機械が投入され、2025年12月19日までの基本完成、2026年前半の商業運航開始を目標に工期短縮が図られている。

12月19日の初便に向けた準備状況

ACVによれば、12月19日の初便受け入れに向けた準備はすでに整っている。滑走路、誘導路、エプロンなど飛行場インフラはICAO基準を満たし、精密進入着陸装置(ILS/DME)や航空灯火(AGL)もあらゆる気象条件下で安定稼働する体制が確保されている。飛行検査は9月26日から10月2日にかけて完了した。

旅客ターミナルについても、ラウンジやチェックインエリアなど主要部分の建設を概ね完了させ、電力、照明、エレベーター、エスカレーター、搭乗橋など主要技術システムとの接続作業を進め、12月19日の技術飛行に備えている。

航空管制塔については、ベトナム航空交通管理総公社(VATM)が最新設備の設置を完了しており、12月15日および19日の飛行運用に対応可能な状態にある。

初便はベトナム航空、技術飛行はボーイング787

12月19日には、ベトナム航空(Vietnam Airlines)が運航する便が最初にロンタイン空港へ着陸する予定で、その後、ベトナム航空、ベトジェットエア、バンブー航空による計3便が約5分間隔で順次着陸する見込みである。

一方、12月15日には全システム確認のための技術飛行が実施される予定で、使用機材はボーイング787とされている。同機はタンソンニャット空港を離陸し、ロンタイン空港に着陸後、折り返す計画である。

航空エコシステムの中核拠点へ

チン首相は会合で、関係省庁、地方政府、事業主、施工企業、コンサルタント、監督機関、そして現場で働く技術者・労働者の努力を高く評価し、ロンタイン空港プロジェクトが日々着実に進展していると述べた。

残る工事については、ACVおよび関係機関に対し、引き続き施工を加速し、早期完成を図るよう指示した。また、初便受け入れに関しては、建設省がACV、ベトナム航空、関係機関と連携し、12月15日の技術飛行および19日の正式初便に向けた詳細計画を完成させるよう求めた。

治安・安全面では、公安省が消防・救助機関と連携し、ドンナイ省人民委員会、ACV、VATMとともに航空保安、消防、防災体制を再点検する。さらに、航空燃料パイプライン建設、ハンガー(格納庫)整備、空港接続道路、特にビエンホア-ブンタウ高速道路の用地取得と工事進捗の加速も指示された。

首相は中長期的には、ロンタイン空港を単なる空港運営にとどめず、航空経済および航空エコシステム発展の中核拠点とする方針を強調した。

本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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