中国はCOVID-19の感染拡大防止を目的に、輸入水産物の検疫を強化した。そのため、多くの水産物が港で足止めを受けており、ベトナム企業に困惑が広がっている。
ベトナム水産輸出協会(VASEP)は、最近中国がベトナムを含む海外からの冷凍水産品の検疫を強化しているという注意喚起の文書を、国内の水産加工会社へ送付した。
VASEPによると11月10日から中国は、上海、武漢、天津など主要な港において、輸入冷凍水産品に対しての燻蒸措置と100%のトレース措置をスタートした。
この新しい規定によると、輸入冷凍水産品は港でパッケージと商品について、COVID-19の検査用にサンプルを採取しなければならない。
しかし、これまでのところサンプリングから検査結果の回答までの時間は明確にされておらず、港で大量の商品が足止めされた状態になっている。
VASEPは、「農業農村開発省は商工省と外務省と協力して中国政府に対し、ベトナム企業はCOVID-19の流行を抑制できていることを主張して、早急にこの問題を解決する必要がある」と提案する。
VASEPのホエ事務局長は話す。
「ベトナムはCOVID-19の感染拡大抑制に成功しており、中国側はベトナムから輸出される水産物の、優先的な輸入条件を設定すべきです」
ホエ事務局長は、この措置はCOVID-19への安全対策であり、ベトナム企業は落ち着く必要があり、無理に商品を低価格で販売することは避けるべきと指摘する。
ベトナム企業は、効果的な解決方法が出るまでは中国側のパートナーと積極的に交渉して、輸出入のタイミングを調整し、港での混乱を抑制する必要があるとしている。
出典:25/11/2020 TUOI TRE
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