交通警察は、高速道路警備隊に対してアルコール検査に使用できる環境に配慮した使い捨ての竹製パイプ3万5000個を支給した。
12月22日の午後、交通警察第3部隊は、北部のファップ・バン-カウ・ゼ―高速道路の料金所で、竹製パイプのテストを目的とした飲酒検問を実施した。
検査用の竹製パイプは、紙袋に個別包装されており、検査キットに装着する前にドライバーが自分で紙袋を開いて中身を確認することができる。14:00から15:00までの1時間の間に数十人のドライバーに対してアルコール検査を実施したが、違反者は見つからなかった。
交通警察第3部隊のリーダーは、「この竹製のパイプは、プラスチック製のパイプと使用方法が同じで、精度もプラスチック製と遜色ないことが確認されています。ドライバーも竹製パイプの使用には好意的な反応が多くありました。またCOVID-19の感染防止にも使い捨てのパイプは有益です」と説明する
今回、飲酒検問でアルコール検査を受けたトラックドライバーも「このパイプは臭いが無く、息を吹き込みやすく安心感があります。今後も警察には、竹製パイプを使用してもらいたいです」と好評であった。
ベトナム保健省は、飲酒検問時に竹製のパイプをプラスチック製のパイプの代わりに使用することは、プラスチック廃棄物の問題を解消するうえでも重要として、竹製パイプの使用を推奨している。竹製パイプは、コスト的にもプラスチックパイプよりも優位性があり、交通警察では、今回のテスト結果を分析したうえで、今後は全国で竹製パイプの導入を検討したいとしている。
出典:23/12/2020 VNEXPRESS
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