12月27日、ベトナムの統計総局は、2020年の経済統計データを発表した。それによるとベトナムの経済成長率は、2.91%で過去10年で最低の水準となったが、COVID-19の感染が拡大する中で、世界的にはトップクラスの成長率となった。
業種別では、農林水産業が2.68%、建設業界が6.76%、製造が5.82%、金融業が6.87%、小売業が5.53%と順調な成長を遂げた。一方でCOVID-19影響を直接受けた観光・宿泊業では-14.68%、物流・倉庫業では-1.88%とマイナス成長となった。
統計総局によると、COVID-19の感染拡大は世界経済に大きなダメージを与えたが、ベトナム国内は感染拡大を抑制出来ており、内需向けのビジネスと貿易は回復の兆しを見せている。
2020年のベトナムの貿易額は、輸出額が2815億USD(6.5%増)、輸入額が2624億USD(3.6%増)となり、総貿易額は5439億USDと昨年から5.1%増加となった。これにより貿易収支は、過去5年間で最高の191億USDになるとみられている。
またベトナムの一人あたりの労働生産性は、1億1790万VND(5081USD)となり、2019年と比べて290USDの増加となった。
その他の指標として、消費者価格指数(CPI)は2019年と比較して3.23%の上昇、金相場は、2019年と比べて28%以上の上昇、対USDの為替相場は、0.02%の下落となった。
出典:27/12/2020 VIETNAMNET
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