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【社会】ベトナムの怪盗?自宅に地下壕を掘って身を隠す。

(C)VNEXPRESS

1月12日、ダックラック省のバンメトート市警察は、30件以上の民家への侵入と窃盗の容疑でグエン・タン・ルアン容疑者(34歳)を逮捕した。ルアン容疑者は、自宅の裏に警察から身を隠すための地下壕を2か所掘っており、その中に盗品や武器を隠していた。また共犯の容疑でダン・ディン・ホン・ザン容疑者(35歳)も同日に逮捕された。

警察の捜査によると、ルアン容疑者は、長年にわたる麻薬中毒患者で、麻薬を買う金欲しさに盗みを繰り返し、これまでに3度の逮捕歴があった。ルアン容疑者は、民家に窃盗に入る際に身元が特定されないようにカツラを着用して変装したり、住人に発見された時の護身用に唐辛子パウダーを持ち歩いていることで捜査員には知られた存在だった。

警察がルアン容疑者の自宅を捜索したところ、裏庭に2か所の地下壕があるのが発見された。捜査員が地下壕の中に入って確認したところ、これまでに盗んだとみられる家財道具に加えて、拳銃4丁と実弾6発、20本以上のナタやナイフ、270gの覚せい剤などが発見された。

バンメトート市警察署長の説明によるとルアン容疑者は、自宅に2つの地下壕を備えており、一つは、警察の捜査を逃れるための盗品と麻薬の隠し場所として使用し、もう一つには、テトの時期に売りさばこうとしたとみられる爆竹が176㎏も保管されていた。ルアン容疑者は家の前に防犯カメラとミラーを設置しており、家の近所に見慣れない人影があれば地下壕に身を隠して捜査を逃れていた。

出典:12/01/2021 – VNEXPRESS
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