7月3日の朝、ベトナム保健省はホーチミン市で新たに215人の感染者が確認されたと発表した。これで4月27日から現在までのホーチミン市の累積感染者数は、4938人となった。
ホーチミン市疾病予防管理センター（HCDC）によると、新規感染者のうち215人は、既に濃厚接触者と確認されして隔離済みであったが、残りの33人は感染源不明として調査中となっている。
ホーチミン市の市中感染者数は、6月23日に初めて2000人を超えた。その3日後の6月27日には3000人を超え、7月1日には4000人に迫っていた。一日あたりの感染者数も6月25日の724人を筆頭に7月1日に464人、7月2日にも419人とここ最近は高い数字が続いている。
HCDCによると、ホーチミン市は必要に応じて1万から1万5000床の治療病床を確保するシナリオを準備している。それに合わせてホーチミン市では、治療対象者を無症状、軽症、重症の3段階に分類して対応する予定だ。
ホーチミン市では、病院、工場、などの重要なエリアに感染が蔓延するリスクを最小限に抑えるために感染管理をより厳密にするとしている。また、ホーチミン市は感染リスクを評価するために、市内全域でのスクリーニング検査を実施している。
ホーチミン市は、昨日になってデルタ株の感染力は非常に強く、感染状況は非常に危険な状態であるとして、今後数日間は感染者が増加し続けるだろうとの見通しを発表している。
出典：03/07/2021 VNEXPRESS
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