アメリカのハリス副大統領は、ベトナムの大統領府でボー・ティ・アイン・スアン国家副主席に出迎えられているビデオを投稿し、ベトナムを訪問できて光栄だと述べた。
「ベトナムを訪問できたことを大変光栄に思います。ベトナムと東南アジア全域は、アメリカ国民の繁栄と安全にとって非常に重要です。」とハリス副大統領はツイッターに投稿し、8月25日のスアン国家副主席がハリス副大統領を出迎える様子のビデオも投稿した。
その後の投稿でハリス副大統領は、ベトナムとアメリカがお互いに協力することで多くの進歩を遂げられたことを誇りに思うと述べた。「一連の有意義な会談の後、ベトナムとアメリカ両国の国民に繁栄と安全と利益をもたらす新たな協定を発表することが出来ました。」とハリス副大統領は述べている。
ハリス副大統領のベトナム訪問は8月24日から26日にかけておこなわれている。スアン国家副主席の出迎えを受けた後、ハリス副大統領は、グエン・スアン・フック国家主席とファン・ミン・チン首相と会談をおこない、2国間問題と地域の課題について協議をおこなった。
その後、ハリス副大統領は、アメリカ疾病予防管理センター（CDC）の東南アジア事務所開所式に参列してから、ハノイにおける新たなアメリカ大使館建設予定地の土地賃貸契約調印式に参加した。このプロジェクトの総予算は12億USDで99年間の賃貸契約となっている。
ハリス副大統領は、ベトナムを訪問する前にシンガポールに立ち寄っており、その場で、アメリカは東南アジアおよび、インド・太平洋地域への永続的な関与を約束すると強調していた。
今回の訪問は、ベトナムとアメリカの関係が近年、貿易、海上安全保障、COVID-19への対応協力など様々な面で前向きな発展傾向にあることを受けて実現したものだ。フック国家主席との会談で、ハリス副大統領は、アメリカ政府はベトナムが独立と繁栄を維持し、改革を続け、国際社会に門戸を開き、ASEANをはじめとした地域社会でより重要な役割を果たせるように強力に支援していくと繰り返し強調した。
チン首相との会談後、ハリス副大統領は、アメリカ政府がさらに100万回分のファイザー製ワクチンをベトナムに供与すると発表した。このワクチンは、24時間以内にベトナムに届けられる。
出典：26/08/2021 VNEXPRESS
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