ホーチミン市は、以前ホーチミン市が作成した近隣各省との往来に関する提案について、近隣各省の同意が得られなかったため、提案条件の見直しを進めている。
これは、ホーチミン市が規制を緩和して1週間が経過した10月7日に開かれたホーチミン市のCOVID-19感染防止対策に関する記者会見の席上で、ホーチミン市交通運輸局のブイ・ホア・アン副局長が明らかにした内容だ。
10月1日にホーチミン市は、最低1回以上のワクチンを接種してから14日以上経過しているかCOVID-19の感染から回復して6か月以内であるか、または7日以内の陰性証明を所持しているという条件を満たした個人車両ドライバーの省を越える移動を認めるという案についてドンナイ省、ビンズン省、ロンアン省、タイニン省に意見を求めた。
アン副局長によると、これは安全に企業の事業活動を再開させるために労働者の省を越えた移動を認める条件を設定することを目的としている。しかし、ホーチミン市の提案に対して、近隣各省はそれぞれ異なるワクチン接種と検査の条件を設定しており、5つの省と市で意見を統一させることはできなかった。
ドンナイ省とタイニン省は、感染状況が依然として複雑でありワクチン接種率も低いことを理由にホーチミン市との個人車両による往来を許可していない。
ビンズン省は、ビンズン省のトゥアンアン市、ジーアン市とホーチミン市のトゥードック市間のみ個人車両の通行を認めるとしている。但し移動する場合は、ワクチンを2回接種済みであるか、6ヶ月以内にCOVID-19の感染から回復しており、7日以内の陰性証明書を所持している必要がある。
一方でロンアン省は、個人車両でロンアン省からホーチミン市、ビンズン省、ドンナイ省へ移動する人はCOVIDグリーンカード(ワクチンを2回接種済みかCOVID-19感染から回復済み)の所持を条件とし、陰性証明書は必要ないとしている。
各省にいる親族をホーチミン市へ移動させるための登録についてアン副局長は、昨日の午後までに9000件以上の申請が交通運輸局に対してあったと述べた。交通運輸局では、申請登録を電子化することで申請処理を高速化させることが出来たとし、これまでに提出された申請の約30%を処理が処理済みだとしている。
そのため、もし他省から親族をホーチミン市へ移動させたい場合は、メールで申請を送るのではなく交通運輸局の登録申請サイト(https://thongtin-sgtvt.tphcm.gov.vn/dich-vu-cong/Dang-ky-di)から申請をおこなうことができる。申請者が登録してから48時間以内に、交通運輸局から申請者へメールで連絡がされる。申請が承認されると申請者にはQRコード入りのPDFファイルが送信され、移動時には印刷した紙を所持して検問所に提出する必要がある。
現在、ホーチミン市から他の省や市へ移動できるのは、病気による移送が必要な人、18歳未満の子供、妊婦、海外移住審査に参加する人、教育機関と政府機関による試験に参加する人、裁判所または、捜査機関からの要請に従い移動する人とされている。ホーチミン市民が他省からホーチミン市へ戻る場合、永住証明書かホーチミン市の発行する一時居住証明書を所持している必要がある。
出典:07/10/2021 VNEXPRESS
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