ファン・ミン・チン首相は、保健省に対してオミクロン株によって引き起こされる感染状況の進展を積極的に追跡し、常にWHOと連絡を取って最新の情報を入手するように指示した。
11月29日の夜、首相官邸は、オミクロン株の管理に関するファン・ミン・チン首相の指示を伝えた。それによると、保健省に対して、感染状況に応じて、適切かつ迅速で効果的な方法による感染防止対策について提案をおこなうように指示がされた。
保健省、外務省、交通運輸省、公安省、国防省とその他の関連省庁は、担当している職務と権限においてオミクロン株が確認された国への往来履歴がある人のベトナムへ入国管理を強化するように担当部署に指示し、この新しい変異株がベトナム国内に侵入して感染を拡大させることを阻止しなければならない。
これまでのところ、ベトナム国内ではオミクロン株の感染例は確認されていない。しかし、11月28日の夜に保健省は、政府に対して南アフリカ、ボツワナ、ナミビア、ジンバブエ、エスワティニ、レソト、モザンビークとの国際線の運航を停止し、これらの国からの乗客の入国許可を停止するように求めた。
これより前の11月25日にWHOはアフリカ南部で確認されたオミクロン株を懸念される変異株に指定したと発表していた。
専門家によるとオミクロン株は11月24日にボツワナで最初に確認されており、スパイクタンパク質に32か所もの変異があるとされている。これは、これまでのnCoV変異株で最大の変異であり、これまでの変異株より感染力がより強く、再感染のリスクが高いと予測されている。(オミクロン株はデルタ株よりも感染力が500%強いとの研究もある。)
11月27日に初めて公開されたオミクロン株の画像は、デルタ株と比較して多くの突然変異が起きていることを示していた。特に接触面積がより大きくなっており、デルタ株よりも高い感染力を示しているのが特徴だ。オミクロンの突然変異は43でデルタ株の18を大きく上回っている。
出典:29/11/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作