ハノイ市人民委員会のチュー・ゴック・アイン主席は、専門家のコメントを引用して、ハノイ市のCOVID-19感染者数は、今後2週間でピークを迎え、地域医療が圧迫される可能性があると述べた。
2月27日の午前に開かれたハノイ市のCOVID-19感染防止管理委員会の会議において、アイン主席は、1日の新規感染者数が1万人を超えたが、そのうち96%が軽症か無症状であるという分析結果を発表した。また、感染者の95%が自宅療養となっている。ハノイ市では、現在オミクロン株の蔓延状況を確認するため、緊急のゲノム解析を進めている。「過去数日のような急速な感染拡大は、オミクロン株が蔓延している可能性を示唆しています。」とアイン主席は述べた。
ハノイ市では、適切な対応シナリオを準備しなければ、今後2週間で感染者数がピークに達し、地域医療システムに過剰な負荷がかかると予測している。「医療資源を節約し、パニックを起こさないために、市民は、症状を把握し、自宅療養の条件と実施プロセスを理解し、いつ検査を受ける必要があるかを知っておく必要があります。症状が出た場合は、どのようにして誰に連絡すべきかを事前に確認しておくことも重要です。」とアイン主席は忠告する。
アイン主席は、保健局に対して感染リスクの高いグループへの管理・対応ガイドラインの作成、日々の医療施設での治療者データ、子供たちの対面授業再開について毎日報告をおこなえる専門家による小規模ワーキンググループを設置するように要請した。
アイン主席はさらに。F0の確定手続きや保険の精算手続きなどによる地域医療施設への負荷を軽減させる手段を検討するよう関連部局へ指示した。地域の医療施設は、迅速な調整やサポートを受けられるようにするために、一人の医療スタッフが1日に何人のF0に対応できるかを明確に数値化し、1日に何人のスタッフが必要になるかを事前に計算しておく必要がある。
ハノイ市保健局のチャン・ティ・ニー・ハー局長は、先週ハノイ市内で、F0であることの確認や、隔離期間が終了したことの証明を受けるために大勢の行列ができたことで、混乱が生じたと述べた。ハー局長によると、医療スタッフが直接または間接的に監視していれば、市民は自己簡易検査を実施することができるとされており、これはオンラインでも実施可能である。各町村はF0管理ソフトの隔離期間終了決定書や、社会保険受給案内書などの印刷機能をうまく活用し、さらに青年団や婦人会のボランティアなどを動員して、人的資源を確保する必要がある。
出典:27/02/2022 VNEXPRESS
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