2022年第1四半期のEUへのあさりの輸出額が2100億USDに達し、前年同期比で36%の増加となった。
2022年の第1四半期にEU諸国で最大のベトナム産あさりの輸入国であるイタリア、スペイン、オランダ、ベルギーなどで輸入額が33~45%も上昇した。一方でポルトガルの輸入額は9%減少した。
EU市場では、あさりのガーリックバター蒸しやトムヤムソース炒めなどの料理が人気を集めている。
第1四半期には国内の13省があさりを海外に輸出した。その中で最大の輸出量だったのはタインホア省で全体の24%を占め、次いでベンチェ省、ナムディン省の順となっている。
現在、ベトナム産のあさりは高い品質で人気を集めており、特にベンチェさんのあさりは、MSC認証(世界の水産資源を守るための持続可能な漁業に対する認証)を取得しており、高い評価を得ている。ベトナム産のあさりは、肉厚で風味がよく栄養価が高いと評価されており世界中で人気だ。
一部のあさりの輸出加工企業は、養殖場、生産プロセスなどを厳密に管理している。今後さらにあさりの輸出を促進するため、ベトナムの各企業はあさりを洗浄し鮮度を保ったまま冷凍してパッキングできるように最先端の製造設備に投資をおこない、国際品質基準を満たす必要がある。
現在、インフレによってEUの食料品価格は高騰しており、ベトナム産のあさりはこの地域の輸入業者から注目を集めている。ベトナム水産加工協会(VASEP)によると、EVFTAによる優遇税制措置がベトナムのEU市場へのあさりの輸出にプラスに働いており、今後も輸出額は順調に伸びるものと予測している。
出典:08/05/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作