税関総局のデータによると、ホーチミン市の2022年1月から11月までの11か月間の総輸出入額は1016億USD近くに達し、全国トップとなった。
税関総局によると、11月末までのホーチミン市の輸出額は436億USDを超えており、輸入額も580億USD弱となった。12月末までの予測では、ホーチミン市を中心とする南部の輸出入額は1400億USDを超え2021年より10%近く増加する見込みだ。
ただし、貿易収支で見るとホーチミン市は140億USD以上の貿易赤字となっている。これは、年末に向けて主要な輸出先市場の消費低迷を受けて、輸出額が減少していることが影響している。
輸出入額の第2位と3位はバクニン省とビンズン省で、それぞれ約786億USDと544億USDとなっている。
各地方と産業の好調な業績により、2022年のベトナムの総輸出入額は、過去最高の7000億USDに達すると税関総局は予測している。貿易収支も11月末時点で、106億USDの黒字となっている。
ベトナムの主要な輸出入市場は依然としてアメリカと中国となっている。2022年11月末までのアメリカへの輸出額と中国からの輸入額はいずれも1000億USDを超えており、過去最高水準となっている。
しかし、商工省によると世界の消費需要は減速の兆しを見せており、一部の主要輸出先市場では、需要が縮小している。また、中国の通貨政策の緩和と人民元安によって中国製品の価格が相対的に低下したため、ベトナムの製品は、EU、アメリカ、日本などの主要輸出先で、中国製品との熾烈な戦いに直面している。
2023年の輸出入への悪影響を最小限に抑えるため、商工省は、新たな輸出先市場と商品を開拓するために海外にある商務機関の役割とシステムを強化し、新たな市場へ参入するための障壁を取り除き、各企業へのアンチダンピング訴訟のリスクをアドバイスしていく。
出典:18/12/2022 VNEXPRESS
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