ホーチミン市メトロ1号線、日経優秀製品・サービス賞を受賞
ベトナム初の都市鉄道が国際的評価を獲得
ホーチミン市の都市鉄道メトロ1号線(ベンタン~スオイティエン)が、日経新聞が主催する「優秀製品・サービス賞(Nikkei Excellent Products and Services Award)2025」を受賞した。
同路線を管理・運営するホーチミン市都市鉄道1号線会社(HURC)が応募し、社会への積極的な影響、革新性、持続可能な価値が高く評価された。
社会的インパクトと革新性が評価
日経の審査委員会は、HURCが提出した資料と説明に基づき、サービス品質や社会的価値を審査。東京大学の鄭雄一教授らが参加する審査委員会は、都市の混雑地域において、医療機関や生活サービスへのアクセス向上に寄与している点を高く評価した。
また、ベンタン駅〜スオイティエン駅の路線は単なる交通手段にとどまらず、市民の生活の質を高めるインフラとして位置づけられた。
20kmで市中心部と接続、年間2,000万人が利用
メトロ1号線は全長約20kmで、ホーチミン市中心部と東部郊外を約30分で結ぶ。運賃は7,000〜20,000ドンと手頃で、交通渋滞の緩和および都市住民の移動習慣の変化に貢献している。
開業初年度には 延べ2,000万人が利用し、ホーチミン市の「現代的で持続可能な都市」の新たな象徴となった。
想定を上回る利用者数
ホーチミン市都市鉄道管理局(MAUR)によると、メトロ1号線は月平均150万人以上、1日平均約5万2,000人の利用があり、祝祭日には11万人を超えることもあった。
当初の想定は1日3万9,000人だったため、需要は予測を大きく上回る結果となった。
メトロが「体験」から「日常の足」へ
運行開始当初は朝夕のピーク時のみ混雑していたが、現在は終日乗車率が高く、市民の通勤・通学以外の用途にも広く利用されている。メトロ1号線はホーチミン市において「体験型の新交通」から「日常の移動手段」へと定着しつつある。
駅・車内・アプリでサービス向上
メトロ1号線が支持を集める理由の一つは、駅や車内、デジタルプラットフォームを通じて提供されるサービスの充実である。
駅では、
- 自動販売機
- モバイル端末充電ステーション
- ペットボトル回収・リサイクル装置
- 電子ディスプレイや広告スタンド
などの設備を整備。
車内では、電子スクリーンや広報媒体を通じて運行情報、安全案内、マナー啓発を行っている。
アプリ「HCMC Metro HURC」では、運行時刻の確認に加え、
- オンラインショッピング
- 娯楽・レジャーの割引情報
- キャッシュレス決済
などの統合サービスが利用できる。
民間企業との協力で各種キャンペーンも展開
メトロ1号線の普及を後押しするため、HURCは金融機関や企業と連携し、乗車促進キャンペーンを実施。市民が新しい公共交通に触れ、利用を続けるきっかけづくりを進めている。
本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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