電動バイク普及に向けインフラ整備を加速
ホーチミン市建設局は、関係機関に対し、歩道上への電動バイク用充電ステーションおよびバッテリー交換設備の設置を加速するよう指示した。
計画では、4月末までに市内で
・充電ステーション60か所
・バッテリー交換ボックス3,000基
を設置する方針である。さらに2026年末までには、充電ステーション100か所、交換ボックス20,000基への拡大が見込まれている。
設置は遅れ、目標未達の状況
しかし現時点では、整備は計画に対して遅れが生じている。
建設局が公表した設置候補地は762か所(交換ボックス2,111基分)に上るが、実際に許可が下りているのは300か所(850基)にとどまる。さらに、実際の設置は173か所・411基に過ぎず、当初目標を大きく下回っている。
歩道・空き地など活用し設置場所を拡大
遅れを解消するため、市は交通・インフラ管理機関に対し、バス停、歩道、空き地、運河沿い用地など、管理下にあるインフラの全面的な再点検を指示した。
設置可能な候補地を洗い出し、4月10日までに建設局へ報告するよう求めている。
また、設置にあたっては
・交通安全
・都市景観
・現行規制の遵守
を確保することが条件となる。
違反施工には厳格対応
建設局は、設置および運用の全過程で監督を強化する方針である。
許可内容に反する施工や、歩道・車道の占用期限違反、衛生・交通安全上の問題が確認された場合、関係機関が連携して厳格に対処する。
企業にも手続き迅速化を要求
事業を担う企業に対しても、すでに公表された候補地の再確認と、道路・歩道の一時使用許可の取得、現地施工の迅速化を求めている。
市の目標として、4月20日までに3,000基以上の交換ボックスを設置し、稼働させる計画である。
「2分で満充電」交換方式が普及の鍵
電動バイクのバッテリー交換方式は、充電待ちの課題を解消する有力な手段とされる。
従来の家庭充電では4〜6時間を要するうえ、集合住宅などでは電力負荷の増大や安全リスクも指摘されていた。
一方、交換ステーションでは約2分で満充電バッテリーに交換可能であり、利用者の利便性を大幅に高める。
さらに、充電を施設に集約することで電力使用の最適化が可能となり、ピーク時の電圧低下や火災リスクの軽減にも寄与する。
エネルギー情勢が後押し、電動化に追い風
専門家は、中東情勢に伴う燃料価格の不安定化が課題をもたらす一方で、電動化推進の契機にもなっていると指摘する。
電動バイクの性能向上と交換インフラの整備が進めば、ベトナムにおける交通の電動化は大きく加速し、コスト削減と環境負荷低減の両立が期待される。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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