ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

【インフラ】ホーチミン市メトロ2号線、200m延伸

ホーチミン市メトロ2号線の建設予定地
(C)THANH NIEN

メトロ2号線の計画を調整、ベンタイン駅まで延伸

ホーチミン市人民委員会はこのほど、都市鉄道メトロ2号線(ベンタイン―タムルオン間)建設事業について、調整後の実現可能性調査(FS)中間報告を承認する決定を公布した。

メトロ1号線と中心部で直接接続

今回の決定によると、メトロ2号線は2040年までの都市総合計画(2060年までのビジョン)に沿って再設定され、起点はベンタイン駅、終点はタムルオン車両基地(デポ)となり、総延長は11.269kmとなる。

これにより、従来の基本設計では対象外だったベンタイン駅が正式に路線に組み込まれ、市中心部においてメトロ1号線と2号線が直接接続されることになる。
延伸距離は約200mであるが、主に道路・歩道・公園などの公共用地を活用するため、住宅地の新たな用地収用は発生しない。

各駅の配置を調整、将来路線との乗り換えを考慮

一部の駅では、施設範囲の追加や換気・冷却塔の位置調整が行われ、既に完了している用地取得状況と整合が取られた。

乗換駅については、利用効率と利便性向上を目的に配置を見直した。
タオダン駅では将来計画されているメトロ3号線との円滑な乗り換えを想定し、規模や空間構成を調整。
バイヒエン駅では、メトロ5号線とのホーム同士の直接乗り換えが可能となるよう設計を変更し、新たな解体工事は不要とされた。

また、バークエオ駅では、将来のメトロ6号線との接続を見据えて位置とホーム形式を修正し、タンソンニャット空港周辺への影響回避、開削区間の短縮、コスト削減を図る。

地下トンネル断面も見直し、工期短縮とコスト削減へ

標準駅の平面配置も再設計され、旅客動線の整理、換気設備の占有面積削減、公衆トイレの追加などを通じて、公共交通サービスの質向上を図る。

地下トンネル(TBM工法)の断面については、欧州および国際基準に基づく防災・避難要件を満たしつつ直径を縮小。これにより、周辺地下構造物や地上住宅への影響を抑え、施工期間の短縮とコスト削減につなげる。

タムルオン車両基地も規模調整

タムルオン車両基地は、面積を約17.35haに縮小し、メトロ2号線の車両留置・整備を主用途とする。
将来的にはメトロ6号線の保守業務も分担する計画で、残る約5haは本線建設期間中の工事ヤードとして活用される予定である。

用地引き渡しは100%完了

調整後の路線構成は、地下区間9.255km、移行区間0.265km、高架区間0.846km、地上区間(デポ進入)0.903km。
主にファムホンタイ通り、カックマンタンタム通り、チューンチン通り沿いを通過する。

事業は14の行政区を通過する。

用地補償では、25万1,136㎡の土地を回収し、585件に影響したが、用地引き渡しは100%完了しており、再度の住民協議は不要とされた。
現在はインフラ移設作業が進められており、2026年初頭の完了が見込まれている。

本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN