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ベトナムニュース【経済】2022年の貿易収収支110億USDの黒字

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2022年11月のベトナムの貿易収支が8億USDの黒字となり、2022年1月から11月までの貿易収支が106億USDの黒字となった。

商工省によると11月の輸出額は前月に比べて減速の兆しを見せており、金額ベースで4%減の292億USDとなった。この数字は、前年同期と比べた場合8%以上の減少となっている。しかし、今年の年初から中旬にかけて輸出が好調だったため1月から11月までの累計輸出額は3422億USDを超えており、前年同期と比べて13.4%も増加している。

製造・加工業が依然として輸出を牽引しており、昨年同様全体の89%を占めている。農林水産品の輸出額は全体の6.6%で、昨年に比べて0.5%減少している。

輸出額が10億USDを超えている品目は35品目あり(このうち8品目は輸出額が100億USDを超えている。)、輸出額全体の94%を占めている。

一方で輸入額は11月に2%近く増加して284億USDとなった。輸入額の64%(182億USD)は、外国投資企業によって占められており、残りが国内企業(102億USD)となっている。2022年1月から11月までの輸入総額は3316億USDを超え、昨年から10%以上増加している。

2022年1月から11月までの輸出入総額は6738億USDを超えており、昨年同期から11.8%増加している。また貿易収支も昨年の6億USDの黒字から106億USDの黒字へと大幅に改善した。

ベトナムの最大の輸出相手国は依然としてアメリカで輸出総額は約1015億USDとなっている。一方の輸入相手国では中国が最大で、1100億USD近くを輸入している。

商工省によればベトナム国内の企業は、自由貿易協定(FTA)を上手く活用できている。例えば、CPTPPが発効してから3年で、加盟国への輸出額が75~100%も増加している。これらの国への主な輸出品は、携帯電話、携帯電話部品、電子部品、コンピューター、機械、縫製品、革靴などとなっている。

また、FTAを上手く活用することでEUへの輸出も、鉄鋼が200%増、コーヒーが75%増など大きく伸びている。

商工省は、ベトナムの輸出市場と品目を多様化し拡大させるため、海外の貿易促進機関の役割を促進し、新規市場参入の障壁を取り除き、企業に対してアンチダンピング措置のリスクを早期に警告することを目指すとしている。

出典:01/12/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作