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ベトナム企業、エネルギー価格と原材料高騰に懸念 2026年最大の経営リスクに

原材料とエネルギー価格の高騰を不安視するベトナムの製造工場
(C)THANH NIEN

FAST500発表、企業環境調査も公表

ベトナムの調査会社Vietnam Reportは3月10日、ベトナムITメディアVietNamNetと共同で「FAST500(2026年版・ベトナム急成長企業トップ500)」ランキングを発表した。

同イベントに合わせて実施された企業調査では、2026年の企業活動に影響を与える主なリスク要因についての結果も公表された。

地政学リスクが最大の懸念

調査によると、74.1%の企業が、貿易摩擦や地政学的緊張を2026年の最大のリスクと認識している。

これは、特に急成長企業を含むベトナム企業が、世界経済や国際情勢の変化に対して非常に敏感であることを示している。

エネルギー・原材料価格も大きな課題

企業が直面する2番目の課題として挙げられたのが、エネルギー価格および原材料価格の変動である。

70.4%の企業が、この問題を主要なリスクとして回答した。

報告書は、多くのベトナム企業が依然として利益率が比較的低い構造にあるため、原材料価格がわずかに変動しただけでも経営効率が大きく影響を受ける可能性があると指摘する。

また、地政学的な不安定さと原材料価格の変動が組み合わさることで、国外のリスクが国内の生産コストへ急速に波及する可能性もあると分析している。

規制対応の負担も課題

さらに調査では、約3分の1の企業が、法規制の強化や新制度への対応も重要な課題と回答した。

ベトナムでは近年、経済発展やビジネス環境の改善を目的に法制度の改正が続いている。

しかし一部では、法律の制定から実施細則の発行までに時間差が生じるケースもあり、企業が新制度を理解し適応するまでに一定の時間を要することがあるという。

ビジネス環境は全体として改善傾向

一方で企業全体の評価としては、制度改革やビジネス環境の改善は概ね前向きに評価されている。

前年と比較した評価は次の通りである。

  • 60.1:一部の分野で改善
  • 25.0:明確な改善
  • 8.6:大きな変化なし
  • 6.3:より複雑化した

これらの結果から、制度環境は全体として改善傾向にあるものの、その変化は段階的なものであり、急激な改革ではないと分析されている。

報告書は、制度改革は現在も進行中であり、実際のビジネス環境に十分な効果が現れるまでには、さらに時間が必要になるとの見方を示している。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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